断腸亭料理日記2018

稲荷町・支那そば・大和・

おでん

2018年夏

暑中お見舞い申し上げます。

また、西日本豪雨で被害に遭われた皆様に

心よりお見舞い申し上げます。

全国で暑い、暑い、暑い日が続いています。

皆様それぞれの環境で厳しい毎日を送られている

ことと思われます。命を守ることを第一に。

ご健勝をお祈り申し上げます。

断腸亭錠志


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

7月16日(月)海の日 午後

海の日。

暑い。

放っておくと、冷房の効いた部屋で
ごろごろ。
まあ、こんな暑さには、よいであろう。

午後、ラーメンでも食べに行こうと
内儀(かみ)さんと出る。

行先は、先日も書いたご近所、稲荷町[大和]

祝日も午後は通しで5時まではやっている。
ありがたい。

ここは、呑んでもよい店であろう。
壁には焼酎の名前がたくさん貼られているのを
前から気が付いていた。

券売機で、皿わんたんを二つ。
それからスーパードライ中瓶。

入ると、半端な時刻だがなかなかの
にぎわい。

二人掛けのテーブルにつく。

ビールとわんたん皿盛り。

海老と特製。

ラーメンにのせることを前提とした味
だからであろうか、これだけで食べると
味は濃いというのは、内儀さんの評。
私には問題なく、うまい、が。

つまみながら呑んでいると、壁に貼られた
「おでん」、というのに気が付いた。
この店、おでんがあるのか?!。

こうなったら、もう一杯呑もうか。
暑いし。

夜用ということなのかもしれぬが
聞いてみようか。

OKなのだが、ちょっと待ってくれ、
とのこと。

店は二人で、なかなか忙しそう。
OKお待ちします。

貼り紙にはちくわ、大根、こんにゃく、牛すじとある。
なにがよいかと聞かれたので、
じゃあ、全部、とお願い。

ややあって、きた。

ビールをもう一本と思ったが、
冷えていないとのことで、生に。

さて、さて、おでん。
真夏のおでんというのもかなり酔狂である。

だが、スープがかなり深いこの店のこと、
きっと期待が持てると思って、もらってみた
のである。
これがまた予想通り、かなりのもの。

しょうゆではなく、関西風で魚介系の
だし。
私は関西風のおでんはコンビニのものも
含めて、まったく食べないので、比較はできない
のであるが、これはかなりのレベル、なのでは
なかろうか。

ここはなにやだったのか、と思わせる。

こんにゃくにも細かい包丁目が入っているよう。

ここの主人、もしかすると和食の経験が
あるのかもしれぬ。

最後にラーメンも食べねば。

わんたんは食べたので、チャーシュー麺の白。

まったく、きれいに盛り付けるものである。
ねぎがすべて青いのに気が付いた。
いつものことであったか。
やはり、この主人、関西系であろうか。

白のスープは初めてではない。
魚介方向であろうが、おそらくなんらか海老系のものが
入っている。

麺は先日、冷やしのすだちそばで気が付いたが
細く透明感があり、かなりの腰。
同じものであったかもしれぬ。

チャーシューもバラ肉の煮豚でもなく
また、最近流行りの真空調理の半生でもなく、
オーソドックスな焼いた叉焼というのもよい。

うまかった、うまかった。

なかなかおもしろい、そして
只者ではない、支那そばやであろう。

ご馳走様でした。





大和
03-6543-9876
台東区東上野6-1-7 MSKビル1F



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