断腸亭料理日記2019

かつ丼

10月13日(日)第二食
台風一過。
このために買ったのではないが、かつ用の豚ロース肉が
残っていた。

1パック4枚。
塩胡椒で焼いたり、ポークジンジャーにしたり。
なにか豚ばかり食べている。

いっそのこと、かつ丼!。

せっかくなので、赤だし味噌汁もつけよう。

用意は赤だし用のなめこだけ。あとはOK。

揚げ鍋に油を入れ、予熱をしておく。

豚ロースはそのまま片面塩胡椒。

最近、筋切りやらはしなくなった。たいした効果もないと思い始めたから。
容器に玉子一個を割りほぐし、氷一かけら。

肉に両面、側面も忘れずに小麦粉をまぶす。これはてんぷら粉。
パン粉も容器に用意。

串に豚肉を刺し、玉子を両面。パン粉。
パン粉の容器に置き、上にもスプーンでパン粉をまぶし、
側面も含めて、押し付ける。

OK。
赤だし味噌汁用の出汁を取る。
鰹節だが、今日は厚削りを使ってみる。

しばらく置いて、濾し、鍋に戻しなめこを入れ火を通す。
火が通ったら、味噌を溶く。
八丁味噌と、米味噌を半々。
溶いたところで、置いておく。

かつを揚げる。

揚げ鍋を再び過熱。
170℃。温度計のある鍋にかえたのだが、これはやはり便利。
投入。

浮いてくるまで待つ。

浮いてきたら、ひっくり返す。
油温は180℃を越えないように注意。

いい色になってきた。

揚がった。

玉ねぎスライス。
玉子も用意。二個割りほぐすが、白身は完全には切らない。

丼鍋に玉ねぎを入れ、桃屋のつゆ、酒、ちょいと[松喜]の
すき焼きの割り下も加え、点火。

ザクザク、かつを切る。

玉ねぎに火を通す。

冷や飯をレンジ加熱し、丼に移しておく。

玉ねぎに火が通ったら玉ねぎの上にかつを投入。

すぐに玉子も投入。

ふたをする。

1分ほどか。
ふたを開ける。
もうちょい。

30秒。

こんなものか。

火を止める。さて、ここからが問題。

むろん、丼鍋からご飯の上に移すのである。
もちろん、きれいにこのままの状態で。

丼鍋の縁を菜箸ではがす。
もう、ここからは、菜箸で飯の上に押し出す以外はない。

丼鍋を傾け、思い切って、押す。

ウワッ!。
滑らないで、崩れた。

さらに押す。
崩れたまま、なんとか、のせる。

見る影もないが、かつ丼の完成。

なめこの赤だしと、しば漬けも出す

味はまあ、かつ丼。
うまい。

なめこは見えないがなめこの赤だし。

しかし、プロは偉大である。
崩れても味は変わらないのだが、店で崩れたものは
絶対に出せなかろう。

色々な店で、プロの動作を見ているが、特段のことはしていない、
と、思うのである。あっという早業で、飯の上に移している。

自分自身、考えてみるとかつ丼にしても親子丼にしても
なん度も作っているが、崩さずに載せられたことは一、二度では
ないのではなかろうか。
まさにまぐれ。

原因は具が多い(かつが大きい、玉ねぎが多い)というのが
あるかもしれぬ。
少なければ、移しやすいような気がするではないか。

ただ、食べることを考えると、具は多い方がうれしい。
味は変わらないのである。もう崩れてもよいではないか、と
半分以上、思い始めている。

 

 

 

 

 

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