断腸亭料理日記2021

竹町武井食堂/焼きにしん/
稲荷町洋食ベア本店

どうなのであろうか、短いものをなん本か。
こちらの方が読者の方には、読みやすい、であろうか。
今日は三本書いてみる。

3834号
4月9日(金)第一食

竹町・武井食堂

毎度お馴染み、であろう。
町中華でもあり、大衆食堂。
今、希少であろう。

第一食、ご飯もののバリエーションに
入っているので、きてしまう。

もちろん、オムライスが目当て。

ケチャップライスが、おそらくラードで炒めており、
また、玉子がフワトロではないのが、好き。

13時台。
13時をすぎても、そこそこお客で埋まっている。

奥のテーブルに掛けて、おかあさんに
オムライス!。

きた。

アップ。

そうそう。
これがうまい、のである。

03-3831-6430
台東区東上野2-2-9

4月9日(金)第二食

焼きにしん

浅草、ロックスの西友。
魚を買いにきた。

今日はちょっと珍しいものがあった。
生の子持ちにしん。

白子ではなく、卵。
にしんの卵は、もちろん数の子。
北海道産、二匹、276円。

こんなもの。

数の子は正月のものでもあり、
身と別にして、加工されるものが、ほとんど、
ではあろう。
こうして、生で魚のまま売られるのは
見たことがない。やはり西友の魚、おもしろい。
どうして、こういう品揃えができるのか。
きっと他のスーパーにはない調達方法が
あるのであろう。

一方、西友とはいえ、一般スーパーに特に高くもなく、
子持ちのにしんが流れるというのは、
どういうことであろうか。
ひょっとすると、数の子の消費が減っている
のではなかろうか。
数の子といえば、以前は黄色いダイヤ、などと
呼ばれたこともあったと思う。
お節料理を食べる人もどんどん減っているのでは
なかろうか。

これは塩焼き、でよいか。
塩をして、しばらく置き、洗う。
もう一度、塩。
最初は洗うための塩、二回目は味付けの塩。
青魚のにおいを取るため。
外側だけでなく、腹の中の卵にも塩を
すり込む。数の子には塩が必須であろう。

塩焼きだけでは芸がないので、一匹は
スライスにんにくをのせ、オリーブオイルを
上からかけてみる。

ガス台のココット、という金属容器に入れて焼く機能。
卵が落ちそうなので、網ではなくこちら。

焼き上がり。

卵もうまい、のであるが、どうしてどうして
身も、脂がのってうまい。

子持ちだと、脂が抜けてしまう魚もあるが
にしんは、そうではない、ということか。
今日は、めっけものであった。


4月10日(土)第一食

稲荷町・洋食[ベア本店]

土曜日。
土曜日、というのは、食べるところに
いつも悩む。
チェーンでなければ、基本は休みである。

中で、やっているのが、稲荷町の洋食店[ベア]
ありがたい。

13時すぎ。
きてみると、さすがに数組。

今日のランチから、
カキフライと生姜焼き。
ランチの中では一番高いが、
もちろん、千円はしない。

いつもそうだが、やっぱり大きなもの。
カキフライはこの冬、ここでたくさん食べた。
もうそろそろ、お仕舞であろう。

生姜焼き、というのは二種類あろう。
ロースの一枚肉をしょうがじょうゆで焼いたものと、
ロース、なのか、細切れに、玉ねぎが入るもの。
個人的には玉ねぎがないほうが好み、ではあるが。

うまかった。
いつもご馳走様です。

 

03-3831-6430
台東区東上野2-2-9

 

 

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