断腸亭料理日記2021

二長町・ラーメン・天神下大喜/
ゐざさ柿の葉寿司

まだ休み中。二つ。

3921号

8月20日(金)第一食

二長町・ラーメン[天神下大喜]。

なにを食べようか、考えて、一番簡単に
たどり着くのが、ラーメン。

なぜであろうか。
まあ、いつ食べてもうまい。
それだけ、好物、ということなのか。

ともあれ。
ラーメン。

今日は、私としてはNo.1の[天神下大喜]。

二長町などと旧町表記しているが、台東二丁目。
台東二丁目もよくわからぬかもしれぬ。
蔵前橋通り沿い北側、昭和通りと清洲橋通りの間、
その真ん中から気持ち清洲橋通り寄り。
これでやっと特定できるか。
元浅草の拙亭ご近所、というには少しある。
だがまあ、自転車を漕げば6〜7分。まったく遠くはない。
微妙なのである。春日通りと清洲橋通りを二つ越え、
蔵前橋通りまでたどり着く心理的な距離か。
NO.1だがちょいと行く、ところにはなっていない。

昼の営業は14時半まで。

今日は晴れて、またまた灼熱。
14時頃、一番暑い時刻。自転車で到着。

やっぱり、この暑さではつけめん。
先日は、塩のつけ麺を食べてみた。

ここには珍しく、いや、初めてかもしれぬ、
もう一つ。ちょいと薄い、物足りなく感じた。

今日は、醤油のつけめんにしてみよう。
全部入りの1100円也。

塩同様、太麺と細麺が選べる。
前回塩は細麺にしたが、今日はリコメンドを
お兄さんに聞いて、太麺に。

きた。

わんたん、チャーシュー、煮玉子入り。

麺。

太いが平打ち、縮れ。

食べる。

おお、これは、流石[大喜]といってよいだろう。

つけ麺のつゆ、というのは素人ながら難しいのであろうと
考える。
世のつけ麺のつゆを見わたすと、脂ギト、の方が
多いのではなかろうか。
日本そばのようにしょうゆなり、味が濃いだけでは、
どうしても物足りなく感じる。
つけ麺の元祖といってよい池袋[大勝軒]は
酸味をつけていたりしたか。
やはり、なにかしら変化球が必要なのであろう。

脂ギト、でもなく[大喜]らしくバランスが取れている。
だが、満足感が得られる濃さはある。
完成度はそこそこ高いのではなかろうか。
麺も太平打ち縮れは、よくからみ、喉ごしよし。

ご馳走様でした。

台東区台東2-4-4
TEL 03-3834-0348


8月21日(土)第一食

柿の葉寿司

海外はもとより国内旅行にも行けない日々。

やっぱり、時として、駅弁、特に押し寿司、
食べたくなる。

駅弁でよく食べていた地方の押し寿司。
伝統のあるもの、新しいもの、取り交ぜて各地に
たくさんある。
昨今、種類もかなり増えているのではなかろうか。

中で、私が最もうまいと考えるのは、奈良の柿の葉寿司と
富山のますのすし。この二つ、で、ある。
一番よく見かけ、メジャー、買いやすい、それで
食べ慣れているという背景があるかもしれないが、
いつ食べてもうまい。
さすがにこの二つは完成されているのではなかろうか。

拙亭からだと、ちょいと自転車で上野駅へ行けば
駅弁は買える。
上野駅の中央改札外のスーパー、ザ・ガーデン。
ここにかなりの種類の押し寿司に限らないが
駅弁がある。

買ったのは吉野[ゐざさ]の柿の葉寿司。

[ゐざさ]は東京にも工場があって、こちらで
作っているのかもしれぬ。

買ってきて気が付いたが、小肌の入ったもの。
鯖と鮭がノーマルだが、鯖、鯛、小肌の三種入り。

開ける。

これは、鯖。

私も以前はそうしていたが、東京の人間は鮨には
すぐにしょうゆを掛けてしまう。
[ゐざさ]の柿の葉寿司にもしょうゆがついてる。
が、しかし、基本しょうゆを掛けないのが、
あちらの柿の葉寿司の食べ方。
味がちゃんとついている。
しょうゆはいらないのである。

柿の葉をペロッとむいて、口に放り込む。
一口で。

いつ食べても、うまいもんである。

ぱくぱく、次々、いくらでも食べてしまう。

あっという間に、食べ終わってしまった。

ご馳走様でした。


ゐざさ

 

 

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