断腸亭料理日記2021

ハンバーグ・和知シェフレシピ その4
リベンジ

3995号

さて、引き続き、ハンバーグ。

ボールをキンキンに冷やしながら生地を
こねたところまで。

前回のもう一つの反省。
肉は前回も500gであったが、この500gを一つにして
焼いてしまった。
これも割れる原因。
ひっくり返しずらいのももちろん。

半分で焼こう。
くっつかぬよう、手にオリーブオイルを塗って、
半量を取り成形。
パンパンと手から手へ投げ、空気抜き。
表面もきれいに整える。

熱したフライパンに多めのオリーブオイル。
整形した生地を一つ投入。

焼くのも一つずつ。

投入して、すぐにふた。
2〜3分。

レシピにはないのだが、ここ中火ぐらい、
まあまあの火力が必要のようである。
片面しっかり焦げ目を付け、また、上部も薄っすら
色が変わるくらいにしなくてはいけない
のである。
前回は、こわいので、弱火にしてしまった。
どうも最初がくるうと、後もいけない。

2〜3分というのは、どういうことなのか。
つまり、2分なのか3分なのか。
これは、書いたように焦げ目が付くくらい、
かつ、上部が色が変わる程度まで。

これ。

ふたを取り、ヘラで下を見ながら、
焦げ目が付くまで。

OK、さあ、ひっくり返す。
壊さぬよう、、壊さぬよう、、、
いよっと。

割れなかった。
成功。
よい感じではなかろうか。

ここにバター。

そして、アロゼ。

スプーンで上から油をかける。
これが2分。
この間もずっと中火。

再度、ふた。
ここで弱火にし5分、蒸し焼きにする。

この間に、プチトマトのソース。

にんにく1片みじん切りをバターで炒める。

ここに半分に切ってヘタを取り塩をした
プチトマトを投入。

これをフライパンを振りながら、炒める。
皮がむけてくるまで。
これは中火では気持ち強そう。
あまり煮詰まりすぎてもいけない。
ソースなので水分が多少あった方がよさそうである。

ハンバーグの方、5分たった。
火を止め、そのまま7分。
余熱調理であろう。

OK。

皿へ。
トマトソース、にんじんのグラッセも添える。

ビールを開けて、切る。

どうであろうか、大成功ではなかろうか。

ふっくら。
瑞々(みずみず)しく仕上がった。

前回の反省。
割れるというのは、やはり致命的であった。
牛乳、水分を多くするというのは、成形し、
焼くのにかなり難しくなるのだが、これは
この、ふっくら、瑞々しく仕上げるため、
であったことに、やっと気が付いた。

口に入れれば、同じであろう、と、前回は
思ったのだが、そんなことはないのである。
割れれば、水分がフライパンに出てしまうでは
ないか。
この違い。
ふっくら瑞々しいハンバーグであった。

オールスパイスとしゃきしゃき玉ねぎ。
前回はこれだけであった。
また、プチトマトのソースももちろん、うまい。
その上簡単。

だが、だが、で、ある。
水分を閉じ込めなければ、このレシピは
成立しなかった。

流石のプロのレシピ。

今回は、ほぼほぼ、指示通りのものが
出来上がったのではなかろうか。

ミッションコンプリート。

とにかく生地はよく冷やす、であったり、
手間もかかるし私にはそうとうにハードルが高かったが
今まで食べたことのない、うまいハンバーグ。
最上ではなかろうか。
安い合挽肉であるが。

これからのハンバーグはこれで行こう。

 

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、簡単な自己紹介をお願いいたしております。
匿名はお控えください。

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月 | 2020 3月 |

2020 4月 | 2020 5月 | 2020 6月 | 2020 7月 | 2020 8月 | 2020 9月 | 2020 10月 | 2020 11月 |

2020 12月 | 2021 1月 | 2021 2月 | 2021 3月 | 2021 4月 | 2021 5月 | 2021 6月 | 2021 7月

2021 8月 | 2021 9月 | 2021 10月 | 2021 11月 | 2021 12月 |

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2021