断腸亭料理日記2022

バックリブ

4040号

2月23日(水)天皇誕生日

午後になって、今日が休日であることに
気が付いた。
まあ、呑気なものである。

天皇誕生日。
令和四年、六十二歳になられたとのこと。
私などは四つ違いであるが、まあ同世代と
いってよいのであろう。
即位されてすぐにコロナ禍などもあり、あまり
外へ出られず、国民の目に触れていないよう。
ここ数年、皇室はむしろ、小室氏に嫁いだ真子さん
の方が存在感があった。
どちらにしても、皇室、天皇家も急速に否応なくなのか、
変化している。

だが、世論調査などを見てもそうなのだが、女帝と、
女系の違いというのが理解されていないよう
なのである。
この文章を読んでいただいている方はご存知だと
思われるが。

例えば、愛子様が天皇になるのが女帝。
その天皇になった愛子様が結婚をし、この子供が
天皇になるのを女系。
女帝の例はなん例かあるが、女系の例は長い
天皇家の歴史の中でもない。
こういうことなのである。
この女系を是とするか非とするか、という問題。

武士、大名家の場合は子供がなければ、
近い親類などから養子をもらう。
ご存知の忠臣蔵で有名な吉良家と上杉家。
ちょうどあの頃、上杉家に子供がなく、上杉家から
吉良家に嫁にきて出来た子供を、上杉家の養子に
戻している。
まあ、これは上杉家の血筋とすれば直系にはなるが、
女系である。
調べ尽くしたわけではないのだが、よくある例と
いってよかったのではなかろうか。
だがどうも、日本人には男系相続を主と考える意識は
少なからずあるのだと思われる。

この問題、メディアでもなぜか扱うことすら
避けるような風潮があるように思われる。
どちらにしても、知らないくらいだから勝手に
決めてもらえばよいとは、さすがに言えまい。
理解を深め議論するしかなかろう。
それも早急に。

閑話休題。

今日も、毎度のこと、秋葉原のハナマサ。
見つけたのは、バックリブ。
ちょいと安くなって、300円台であったか。
パックの写真を撮り忘れてしまったが。

スペアリブはまだ聞いたこともあり、買ってきて
食べたこともあるのだが、バックリブというのは
経験がない。

アメリカンにスペアリブと同じように
ソースを塗って焼けばよいか。

ここで、バックリブとはなにか、調べてみた。
アメリカンビーフのページに説明があった。

どちらも豚のあばら骨の周りなのだが、
スペアリブはバラ肉側で、バックリブは
ロース肉側で、より柔らかい、とのこと。

まず、骨ごとに切り分けられていないので、
食べやすいように、切り離す。

これに塩胡椒をし、30分ほど置いておく。

ソース、であるが、まあ、面倒なことは
考えず、ケチャップでよいだろう。
トニーローマのソースが西友に売っていて
買ったことがあるが、味はトマトケチャップと
ほぼ違いがわからなかった。

ケチャップを塗る。

生タイムが残っていたので香り付けをしたら
どうであろうか。
ケチャップ味には合うであろう。
http://www.dancyotei.com/2022/feb/back_thyme.jpg

これで30分置く。

焼くのは、ガス台のココット。

一般的には、オーブンなのであろう。
今は、オーブンレンジが壊れて、レンジ単機能に
買い換えている。
このガス台のココットというのは優秀である。
すぐに高温に上がり、オーブン以上であろう。
ひっくり返す必要もない。

魚も焼けるが、私は肉を焼くことが多い。
たいていのものは10分弱で焼ける。

デフォルトの設定が12分なので、試しに
これで焼いてみる。

もちろん、自動で切れる。

途中で様子を見なかったのだが、気持ち焼きすぎ、
で、あったか。

皿へ。

まあ、このくらいの焼き加減でもよいか。

ビールを開けて、食べる。

味は、ケチャップのみでも十分。
アメリカンで、うまい。
スペアリブとの違いは、、わからないが。

うまい、のではあるが、いかんせん、
これ食べるところが少ない。
スペアリブもまあ、同様だが、食べるところは
この写真で真上と真下になっている、部分の数mmだけ。
食べたことがある方はご存知であろう。

骨にくっついている部分なので、うまい、
というのは、その通りだとは思うのだが、
どうもコスパがわるいではないか。

中華などでもよく使う、軟骨付きのあばら骨の先も
そうなのだが、グラム単価、骨の重さを
差っ引くと随分と割高ではないか。

アメリカ人の好物だとは思うのだが、もう一つ、
釈然としない、のではある。

 

 

 

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