断腸亭料理日記2022

稲荷町・中国意境菜・白燕 その2

4116号

引き続き稲荷町の[白燕]。

りんごあめ、前菜、点心ときた。

次は、スープ。

もはや定番。いつも通り、豚のバラ先軟骨がベースだが
時によって、具が変わり、薬膳の効果を変えたものに
なっている。
今日は、パパイヤと、はと麦とのこと。
効果は、湿気改善とのこと。

次はこれ。

花がのっている。
すみれ、で、あろうか。

そして、レタス。

下は、大きななすの輪切り。。

なすのステーキです、とのこと。

ここは、本来は、肉のメインの位置だが、
野菜にしたということであろう。

なすは、米なす、で、あろうか。

しょうゆベースの甘辛のたれ。
意外にしっかりした味付けである。
そして米なすらしい、しっかりした食感。

なすというのは、おもしろい野菜である。
なす自体にはほぼ味はない。
だが、いや、だからというべきか、油をよく吸い、
どんな味もよく吸収する。

どうなのであろうか。
日本人というのは、なす好きなのではあるまいか。
なすと一口にいっても、かなりの種類がある。
大きさ、形、堅さ、水分の量。
煮る、焼く、味噌汁、漬物などいろんな料理の
されかたをする。
味付けはなんでも受け入れる。
嵩があるので、腹にたまる、ということも
日本中で改良されて食べられてきた要因、
かもしれない。

ともあれ。

次。

なかなかおもしろい盛り付けである。

これは、いか。
いかの炒め物です、とのこと。

赤いのは四川唐辛子。
ここではよく使う。
これは食べないでください。

そしてズッキーニときのこ、エリンギか。

下にはやっぱり皮付きのヤングコーン。

いかはなにかと聞くと、白いか、とのこと。
かなり大きなものらしい。

輪切りのものと下足も。

唐辛子は入っているが辛くはない。

いかは、かなり柔らかい。
白いかという名前は、いろんな産地で別のいかを
指すこともあるようなのだが、一般には山陰日本海の
ケンサキイカのことが多いようである。
大きいものでも柔らかいので、鮨やでも、天ぷらや
でも使われ食べたことがある。
あまく、火を通してもあまり硬くならないのも特徴
であろう。

しっかり火は通っているが、やっぱり、柔らかい。
極上であろう。濃くはないがしっかり味は付いている。

四川唐辛子は、辛みというのもあろうが、
香りもよいだろう。

ズッキーニときのこは、一緒に炒められているのか
しっかり火が通っている。

これに対して、ヤングコーンはゆでられているのか、
おそらく別に火を通して、添えたいるだけ
かもしれない。

終盤。
ご飯もの。

炒飯。

インドネシア風といっていたが、干海老が入っている。

そして!。
見た目にはわかりずらいのだが、食べて気が付いた。
これ、麦が入っている。
写真をよーくみると、気が付かれるかもしれない。

シェフに聞いてみると、もち麦、とのこと。

もち麦は私もとろろ飯などによく使うし、
コンビニのおにぎりにもある。
名前通り、モチモチ感があって日本のご飯と
混ぜてもあまり違和感がない。

こうしてチャーハンにしてもおもしろい。

そして、最後。

お茶とデザート。

お茶はジャスミン茶。
やっぱり、ここのシェフは北京がベースだからか。

デザートはマンゴープリン。
白いのはココナッツミルクであろう。

冷たくて、うまい。

ご馳走様でした。

いつもの定番のものもあるが、毎回、新しいものもあり、
大満足。

うまかった。

会計は、ビールを入れて二人で15,700円也。

ご馳走様でした。

 


白燕

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台東区元浅草2−7−10
オルタンシアIV 2F

 

 

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