断腸亭料理日記2005

飯田橋・中華そば・高はし

6月6日(月)夜

仕事からの引け際、若い衆と、ラーメンの話しをしていると、
飯田橋の「高はし」を知らなかった。

ジンワリと腹に染みわたるスープ、、、、、

どう、うまいのか、を説明していると、、、もう、だめである。

19:30。まだ大丈夫であろう。
(20時過ぎると、閉めてしまうこともあったかと思われる。)

駆けつける。

昨年も一度、書いている。

JR飯田橋駅の東口。
とても、文章で書きにくい場所にある。
JR土手下の、ヘンなところにある、雑居ビルである。
(地図を参照されたい。)

さて、来てみると、四人ほどの列であるが、待つまでもなく、座れる。
中は、厨房を真中に、8〜9人ほどのカウンターである。

狭い。

8〜9人というのも、ギュウギュウに詰めて、の人数である。
列ができて、混んでいるため、当然であるが、
詰めて座るように、言われる。
隣りの人と、膝が振れあうほどのギュウギュウである。

前にも書いているが、ヘンなところに荷物を置こうものならば、
すぐさま、厳しく、注意を受ける。
(これ、なんとかならないであろうか?!)

ともあれ、注文。
ビール。ここは、小瓶のみである。
雲呑麺(わんたんめん)。

ご亭主の趣味であろう。いつもカントリー音楽が、かかっている。

ビールのグラスが冷やされているのは、よい。
こう暑くなると、冷たいビールが、なにより、で、ある。

呑んでいるうちに運ばれる。

海苔に、万能ねぎ、メンマ、バラ肉のチャーシュー、ワンタン。
表面にはさっぱりした脂が層になっている。

まずは、スープを一口。

これ。これ、である。

ジンワリ、腹に染みわたる。
さっぱりとしているが、旨みが濃く、熱めのスープ。

表面に浮いた脂のせいであろう、この熱さは、なかなか冷めない。
熱いスープ、というのも、肝(きも)であろうかと思う。
がんこラーメンであったか、スープは熱く、というのが、うまいラーメンの
ポイントの一つであったと思う。

ワンタンがまた、うまい。

このご亭主、きっと、随分に、細かい、方なのであろう。
美しく包まれ、茹で加減も充分に気を付けられている。
ラーメンに入った状態も、随分にきれいである。

麺は細めの縮れ麺。

メンマの味付けは、濃い目。

いわゆる、塩ラーメンといってよかろう。
うまいスープであるが、塩分が濃いかと思われ、
最後までは飲み切れないが、充実の一杯である。

満足である。

四の五の言っても、やはり、うまいラーメンさえあれば、
どうしても、足を運ぶ。

そんな、飯田橋・中華そば・高はし、である。


地図

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