断腸亭料理日記2005

ラーメン・天神下・大喜

7月2日(土)第二食

いつもの土曜日がやってきた。

第一食。

今週は、いつもの千束・ねぎどん、から
田端の路麺・かしやま、へ変更。

たいした理由はない。
ちょっと、気分を代えてみようかと思った

ここ、仕事がかなり、丁寧なのであろうかと思う。
今日は、前回の冷しとろろに、玉ねぎ天を入れてみた
天ぷらの上げ具合が、うまい。
玉ねぎがプリプリしているように、感じられるのである。
こんなうまい、玉ねぎ天は、そんじょそこらの、路麺では
とてもお目にかかれぬ、味ではなかろうか。

さて、第二食。

天神下・大喜である。

前回

前回は、みそのつけ麺であった。

本当にここは、研究熱心である。
新メニューが、続々と現れてくる。
通う楽しみが増える、と、いうものである。

今日は、カレーのつけ麺(盛)が出た、ということを
小耳にはさみ、課題にしていたものである。
カレーのつけ麺、と、いうのは、また、珍しいではないか。
カレーラーメンと、いうのすら、なかなか、ない。

土曜の14時台。いつもは、ウイークデーの夜が多く、
この時間は初めのような気がする。
(昼の営業は15時までである。)

休みの日にしか来れない人もいるのであろう、
列も出来ていた。

さて、カレーの盛、である。

カレー味の、つけ汁である。

ラーメンでカレー、と、いうのは、
ほとんど世の中に存在しないメニューであろう。
思い浮かぶのは、カップヌードルのカレーであろう。
あれは、カレーラーメン、といってよかろう。

カップヌードルのカレースープの味は、ほぼ、カレーうどんである。

それも、筆者は、あの味、名古屋のカレーうどんだと思っている。
意外に知られていないと思うが、名古屋はカレーうどんもうまい。

東京などのそばやのカレーうどんは、カレー粉をそばのつゆで溶いただけ
で、あるが、名古屋のものは、そんなものではない。
とにかく、濃い。だしも魚介系だけでなく、牛など、動物系のものも使われ、
どろっと、コッテリ、である。

話がそれてしまった。
カレーの盛そばで、あった。

カレー味である。あたりまえである。

酸味があり、少し、スパイシー。香辛料が強いわけではない。
ここ、大喜のスープベースの基本は魚介であるが、
これも、やはり魚介であろう。しかし、それだけではなく、
やはり、動物系も入っていよう。
また、いわゆる、そばやのカレーのように、しょうゆ、も強くはない。
かなりバランスが取れているのではなかろうか。
具は、ねぎと、メンマ、チャーシューなど。

ここのご主人の味覚バランス、というのは、すごい。
毎度思うが、只者ではない。

どんなものでも、こなしてしまう。

うまかった。





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