断腸亭料理日記2005

夏休み特別編・断腸亭

メキシコ・ロス・カボスへ行く 3.

さて、メキシカン、昨日は、皮(=トルティージャ)のことで、
思いがけず、手間取ってしまった。
もう少し、お付き合いを。

これは昨日のファヒータであるが、肉の次。
写真の左上の緑色のものである。

これは、アボガドのサルサ。ワカモーレ、という。
このサルサもほとんどのレストラン、ほとんどのメニューに
ついてくる、と、いっても過言ではない。
とにかく、メキシコ人は大好きのようである。
レストランによっては、テーブルサイドで丸のままの
アボカドを切って、くり抜き、見ている前で
作ってくれるようなこともする。これも、ほとんど辛くはない。
潰したアボカドの果肉と、ライム、玉ねぎ、コリアンダー、
青いチレなども、入っているようである。

次。ワカモーレの右側は、コリアンダーの葉っぱがあり、
見た通り、ライスである。
メキシコのライスは、日本人の味覚でも、充分にうまい。
やはり、このように、料理の付け合せに付いてくる。
米はもちろん、細長い長粒米である。
この写真はコーンと、セロリが入っているのだが、きちんとした
ピラフ、というのか、炊き込みご飯になっており、
バターなども入っているのであろうか、
しっかりと濃い目に味が付いている。
(ちなみに、このコーンとセロリの組み合わせは、
旅行中2回遭遇している。一般的なものかも知れない。)

さて、カボ・サンルーカスはもちろん、太平洋と、
コルテス海の恵みを受け、シーフードも豊富である。

ダイビングをすれば、アシカや、魚はもちろん、
他の場所であれば、夜行性で、夜しか見られない伊勢えびなども
昼間でも、ちょいちょい見かけた。
(現地では欧米人向けに、ロブスターと呼んでいたが、本来はロブスターといえば、
ハサミのある、ザリガニ、のことかと思う。
あれにはハサミはなく、どう見ても、伊勢えびである。
欧米人は、本当に魚介類の名前にはアバウトである。)

これは、ホテルで食べたロブスター(伊勢えび)である。
身の部分は、そのまま焼いてあり、ローストしたにんにく入りの
オイルで食べたが、やはり、このくらいシンプルに食べるのが、うまい。
難をいえば、頭の部分はきれいにくり抜かれ、
代わりにマッシュポテトが詰めてあった。
頭のミソ、は、どこへ行ったのか?
こういうところに来ると、日本人は、
きれいに魚介類を食べ尽くす食文化を持っていると、実感する。


これは、街のとても流行っている、
シーフードのローカルフードレストランである。

写真右側、シーフードカクテル、と、いうものである。
欧米ではよく、グラスに入れたシーフードカクテルはあるが、
こちらのものは、こうして、液体に入っている。

これは、小エビとタコ。
液体は、お得意のライムの香りがするぐらいで、ほとんど味はない。
(聞いてみると、茹で汁ではないか、ということである。)

現地の人々は、ダイナミックな食べ方をする。
ケチャップ、チレのサルサ、先のアボカドのサルサ・ワカモーレなどを
ドバドバっと、シコタマ入れて、むさぼり喰い、液体を飲む。

筆者はこの液体は飲めず、
取り出してチレのサルサをかけて食べた。
えびやタコはもちろん新鮮であろう。プリプリでうまい。

左側の大きな皿は、白身の魚の料理である。
玉ねぎなどの野菜と、チーズとともに、焼いてある。
これはとにかく、量が多い。
二人で先のカクテルとこの魚の一皿を食べたのであるが、
とても完食に至らなかった。
(もちろん、メキシカン達はこれを一皿、食べてしまう。)

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さて、どうも、長くなってしまう。
途中であるが、もう一日、メキシコ編、続きそうである。


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