断腸亭料理日記

さんま蒲焼き缶詰

6月11日(金)掲載
今日は缶詰の話。

筆者の最も好きな缶詰は
「さんまの蒲焼き」である。

本当に何もない時、には、これがよい。

飯によし、つまみによし。

拙亭には常備してある。

どこのコンビニでも、定番である。
スーパーでは\100均のカゴ。

生のさんま、から作ったのでは、あの味は出ない。
思えば不思議な味である。
缶詰独特な、もの。

これを、柳川風にする、などというものもあるが、
それは本末転倒である。

そんな手間ひまを掛けるのであれば、もっと他に作るものがあろう。
牛蒡、ねぎ、三つ葉があるのであれば、泥鰌でなくとも、豚肉、牛肉ぐらい手に入る。
もちろん鶏肉でもいい。

何もないから、「さんまの蒲焼き缶」、である。

昔、子供の頃、「さんまの蒲焼き缶」と言えば、
「ちょうした」というブランドが印象に残っていたが
最近は見ない。
どうしたのであろう。(商品としては存在するようだが、、)
「ちょうした」という、屋号のような不思議な音、が気になっていた。

今の売れ筋は、「マルハ」「ニッスイ」「あけぼの」あたり。
ま、味はメーカーによって多少の違いがあるのだろうが、それほどのものでもない。
(ブランドロイヤリティーなど、とは無縁の商品ジャンルであろう。)
「ちょうした」は大手に駆逐されつつあるのか?

「さば水煮缶」に大根おろし、しょうゆ、もいい。

 

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