断腸亭料理日記2007

鰹カルパッチョ、

生鰹節(なまりぶし)甘酢がけ

6月4日(月)夜

さて、引続き、鰹、で、ある。

昨日の刺身にした残り、二本半。
実は昨日、半分をスライスし、軽く塩をし、オリーブオイルに漬け
ニンニクスライスをのせて、冷蔵庫に入れておいた。

カルパッチョ、の、ようなもの、ができないかと思ったのである。

そして、残り生のサクが二本、ペーパータオルに包んだまま。
これは、生鰹節の甘酢がけ、に、しようと思っていた。

生のまま置いておいたのは、火を通して時間が経つと
パサパサになる、と、思ったからである。

甘酢がけには、わかめ、でも一緒に入れようか。
仕事帰り、塩わかめを買う。

わかめは、やはり、塩蔵のものがよい。
水で簡単に戻るものは、わかめらしい、歯応えが、まるでない。


帰宅。

まず、塩わかめを袋から出し、一株程度、で、あろうか
水で戻す。

よく洗い、ざるに上げておく。

生鰹節。

蒸す、というのもあるが、
今日は、茹でてみる。

熱を通すだけなので、沸騰したところに入れるのでよいだろう。

サクを半分程度に切り、茹でる。
色が変わって少し堅くなってきたら、上げて、水に晒す。

身を軽くほぐしてみる。

なかなかむずかしいものである。
中がまだ、半生、で、ある。

熱を通しすぎると、パサパサになるし、
あまりに、生だと、甘酢がけには、いま一つである。

ほぐしたものをもう一度、湯に戻し、再加熱。

見えているところの色が変わるのを待ち、すぐ上げる。

よいかな。

食べやすい大きさに、さらにほぐす。

甘酢を作る。

酢に、砂糖と、気持ち塩。

わかめの水をペーパータオルでふき取る。
これも絞りすぎない方がよかろう。

盛り付ける。


カルパッチョ、の、ようなもの、も冷蔵庫から出し、
皿に載せる。

ケッパー、なんぞも添えてみたらよかろう。



ビールを抜いて、食べる。

生鰹節甘酢。

生鰹節はやはり、火を通しすぎず、生のみずみずしさが
残っているのが、うまい。

大方、よいのだが、しかし、なかなかハードルが高い。
まだ、ほんの少しだけ、中の方が生っぽい。
よい加減、というのは、むずかしいもので、ある。

カルパッチョ、の、ようなもの。

酢を加えてもよいのかもしれないが、なんとなく
生、な感じがなくなると思い、入れなかった。

ケッパーが酢漬け、で、あるから、酸味はこれで十分、で、ある。

なかなか、うまい。


さて、この後、熱を通した、生鰹節はまだ残っていた。
使い道を少し書いておく。

一つは、味噌汁。
さらに、細かくほぐし、軽く煮て、だし、を兼ねた、
実として、食べた。
このまま冷やせば、昨年作った、冷や汁

に、なると思われる。
なかなか、これもうまい。

そして、そのまま、しょうがじょうゆで、食べる。

そして最後、先週と同じであるが、トマトソースで、パスタ。


これはまあ、なんのことはない、ツナのトマトソースだが、
ツナ缶で作るものよりは、むろんのこと、うまかった。

鰹一本、色々な使い方ができるものである。

筆者、先週は、鰯男、今週は、鰹男。
怪奇、魚男、で、あろうか。

いずれにしても、安くてうまい。
これはよいことである。



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