断腸亭料理日記2008

断腸亭、中東ドバイへ行く その5


『断腸亭、中東ドバイへ行く』今日は5回目。
昨日までは市内観光やらホテルのことやら。
多少食いもののことも書いてはいたが、

これで終わってしまっては、料理日記にならないので、
今日からは、食いもののこと。
(まだ書くのか、という声も聞こえてきそうだが、、)

まずは、最も一般的かと思われる、ホテル(マディナ・ジュメイラ
アルカスール)のメインレストランの夕食から。
これは、初日、に一先ずは、いってみようか、ということで
のぞいてみた。

Buffet(バッフェ)、いわゆるバイキング形式。

和洋中、というのもへんであるが、寿司まで含めて、
日本食もあるし、アラブ風(と思われるもの)、フレンチ、イタリアン、
タイ、インド、様々なものがあった。

一皿目。


ラムチョップ。まわりにある黄色いものは、クスクス。
トマト味でサフランで色付けしてあるのであろう。
アラブ風というよりは地中海風、で、あろうか。
うまいし、おしゃれである。

その左、にんじんがあって、
左、魚。白身であるがここの名物ハタの仲間、ハムール、
ではなく、日本の鱸に近いものであろう。
アスパラと一緒に、蒸し煮、という感じのもの。

上左は、レアに焼かれた鴨。
右は、魚、これはハムールか、のポワレ。

二皿目


これは、丸鶏を炊き込んだ、ピラフというのであろうか。
香辛料が利いて、木の実のようなものも入っている。
(アラブ風であろうか。わからないが。
※8/25加筆、ビリヤニ、または、ビリヤーニというようである。
本来は、中央アジアあたりの料理であったようだが、今は、どちらかといえば
インド料理といわれることが多いよう。ドバイをはじめ、アラブ地域でも
人が集まる席でよく作られる料理とのこと。)

右側の小皿はお馴染みのケバブ。

三皿目


見た通り、巻き寿司。
握り鮨もあったのだが、タイミングがわるく、
握りたてではなかったのでやめた。
巻き寿司自体の味は、、まあ、いわなくてもよかろう。
まぐろなどは、場所柄、うまい、はずなのに、、。

四皿目


これは、ガスパチョ。
ご存じ、スペイン料理のにんにくの利いた
トマトスープの冷製、で、ある。
これはうまかった。

五皿目


うまかったので、もう一回、鶏の炊き込みご飯。
その左、魚のカレー煮、というのか、魚が入った、カレーか。
その下が、前にもあった、こちらでバターチキンといわれている、
こってりしたチキンカレー。

六皿目


デザート。
右側、白いのが杏仁豆腐のような、ミルク(?)風味のゼリーに
ベリーのソース。
チョコレートケーキと、上は、同じくチョコレートのムース。

うまかった、、が、かなり、食い過ぎ、、、。

これで、いくらかというと、Dhs150、¥4500。
まあ、安くない。
ちょうど、東京の一流ホテルのセットバッフェ、
といった値段であろうか。

さて、翌、朝飯。
朝飯は、セットで付いていた。

これも同じメインレストランで、同じくバッフェ形式。

一皿目


ホテルの朝食、で、あるから、欧米風にアメリカンブレックファスト、
コンチネンタルブレックファスト、クロワッサンもデニッシュも
ベーグルも、パンはむろんなんでもある。
そして、カリカリのベーコンもあれば、ソーセージ、
料理人が好みによって焼く、オムレツやら、スクランブエッグも、
シリアルもオートミールもある。
ただし、ここはイスラムの国なので、豚はご法度。
ハムも牛やターキーは普通に並んでいるが、ベーコンや
ノーマルな豚肉のソーセージは、別に置かれ、
「Pork」が赤字で書かれた札がかかっている。

右の小皿は甘い唐辛子ソース。なんであろうかと、取ってみた。
タイ風、で、あろうか、これは失敗。

その左の黒っぽい丸いのは、マシュルームのソテー。
これはうまい。
それから、その上がベイクドトマト。
ちょっと見えずらいが、魚、ハムールであろうか。
スモークしたものの、さらに、酢漬け。
スクランブルエッグがあって、点心。
朝飯のバッフェには、かならず、このような
広東風の蒸し餃子と焼売があった。
そして、焼きそば。
これも必ずあった。
半端な巻き寿司があるよりも、私とすれば、
こういうものの方が、親しんで食べられる。

二皿目


残念ながら、これがなんなのか、名前を控えておくのを
忘れてしまった。
ものとしては、丸い揚げパンのようなものと
カレーのようなスープが一緒に置かれ、勝手にかけてみた。
タイ風、あるいはインド風のようにも思えたのだが、
アラブ風なのかもしれず、よくわからない。

スープの味は見た通りカレーのようで、入っているのが
緑の長い棒のような植物?。(これも正体は不明)
皮が硬く、中が白っぽく柔らかいもの。
あとは豆のようなものが入っている。
揚げパンのようなものは、見たとおりの味で、
スープはともかく、こちらはべらぼうに、うまい、
というものでもなかった。

もう一つ、この朝出ていた魚。


鯖か、鯵、いずれにしても青魚の類に思われたが、
卵黄、あるいはマヨネース、マスタード、、
そんなものを塗って焼いたもの。

最後に、この日、隣のジュメイラ・ビーチホテルの
ラウンジでの午後のお茶。


こんなものまで、クッキーが付いて、
ちょっとゴージャス。
(東京でいえば、ニューオータニ、といったグレードの
イメージだろうか、、。)




『断腸亭、中東ドバイへ行く』5回目が終わった。
食いものは、もう少しおもしろいものもあるので、
来週も、しばしのお付き合いをたまわれば、幸いである。



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