断腸亭料理日記2008

雷門・松喜の、肉で、

ステーキ・夏

8月3日(日)第三食

和食が続いたので、夜は、洋食、で、あろうか。

と、なんであろうか。

ステーキ。

それも、やっぱり、松喜の肉で。

暑いので、スタミナをつける?
いや、もはや、半分自棄(やけ)、であろうか。

よくわからぬが、まあ、いいであろう。
ステーキ。

見直してみたら、2月にもやっていた。

ともあれ、問題は、ソース。
どんなものがよかろうか。

2月は、塩胡椒のみ、で、あった。

やはり、これでは、芸がなかろう。

以前には、ブルーチーズ、というのもやっている。

この時は、オーストラリアビーフであるので、
これだけ濃いソースはやはり、松喜の和牛の霜降り。
もったいなかろう。できるだけシンプルなものがよいだろう。

マスタード、はどうであろうか。
このくらいならば、よいであろう。

買い出しは、内儀(かみ)さん。


、、、、


熱射病になる〜〜、


といって、内儀さんが帰ってきた。
まったく今日は、暑い、のである。

雷門・松喜の包み、で、ある。


肉は


サーロインが売り切れていて、ロースだそうな。
3000円。

見事な霜降り、で、ある。
触ると柔らかく、脂が溶けてくるようである。

付け合わせは、ポテト。
それから、レタスのサラダ。

準備は、レタスの葉を千切り、冷水にさらしておく。
揚げ鍋に、油も準備。

肉は両面に塩胡椒。

フライパンは鉄のもの。
煙が出るまで熱する。

揚げ鍋にも火を入れる。

フライパン全体に油をいきわたらせ、一度捨てる。
ここに、肉についてきた脂身を入れ、油を出す。

同時進行で、冷凍ポテトを、揚げ鍋に投入。
ちょっと、温度が低かった。
まあ、ポテトなら、だいじょうぶであろう。

フライパン。
肉、二枚いっぺんに焼いてしまおう。

投入。
火は強め。

フライパンをゆすりながら、焼く。
側面から、表面の色も少しずつ変わってくる。
そして、こんがりと、焼き目がついてくるのを待つ。

よし、OK。

ひっくり返し、少し火を弱める。

ポテトの様子を見る。
まだまだ。

肉。
目指すは、ミディアムレア、程度であろうか。
せっかくの肉である。焼き過ぎは、禁物。

裏面も焦げ目が軽くついてきたら、、。

いいだろう。
皿に上げる。

脂が残っているフライパンに、ブランデー。
フランベ。
思いっきり、炎が上がる。
おさまるのを待ち、今度は、白ワイン。
ブランデーに比べれば炎は少ない。
気持ち煮詰め、粒マスタードを投入。
よく混ぜて、OK。
ソースも完成。
肉の上にかける。

ポテト。
ちょっと時間差がついてしまったが、
こちらも揚げ上がり、塩を振って、終了。
皿に添える。

マスタードソースのステーキ。


ビールを開ける。

ミディアムレア、というよりは、レア、であった。
しかしまあ、焼き過ぎるより、よほどいい。

柔らかく、ジューシー。
かなりのうまさ。

やはり、和牛、というものは、格別、で、ある。
これほどの牛肉は、世界中どこを探しても見当たるまい。

メタボの素、かもしれぬが、うまいものは、うまい。
日本が誇る、宝、であろう。

よくステーキは、バターで焼く。
脂の少ない欧米の肉ならば、さもありなん、であるが、
和牛にはそんなものは、いらない。
芳醇な脂とうまみ。
もはやなにもいうことはない。

ソース。
シンプルに塩胡椒のみ、もよいが、
今日のマスタードソースも、ちょうどよい。

うまかった、うまかった。
今日も、満足、で、ある。



松喜
TEL : 03-3841-2983
住所 : 〒111-0034 東京都台東区雷門2丁目17−8



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