断腸亭料理日記2015

フィリピン・ボラカイ島 その7


引き続き、ダイビングの二日目。

水中写真の紹介である。

一本目二本目も続けて紹介している。

ふぐ。
これは大きい、全長で40cm以上はあるかもしれない。
食用にしているトラフグに似ているような気もするが
よくわからない。

これもふぐ。
正面から撮れていないのが残念なのだが、
顔が犬のようなのである。
コクテンフグというらしい。
こんなものも、毒があるという。

よく見かけるのだが、スズメダイの仲間か。

縦縞で美しい。


これもチョウチョウウオの仲間で、ニシキヤッコ。

またまた登場、ヘラヤガラ。
もう、たいして珍しくもないのだが、ついカメラを
向けてしまう。
しかし、不思議な形をしているものである。

砂地で近づくと、パッと砂が舞い上がり、逃げた。


エイ、で、ある。
横幅で50cm程度か。マンタなどと比べるのが間違いかもしれぬが、
さほど大きくはない、と感じてしまう。

なん度も出てきたが、二匹うまく撮れたので。
ツノダシとミスジチョウチョウウオか。

カワハギ。


真上からで全体像がよくわからないが、
カワハギの模様というのは、おもしろいデザインではないか。

おわかりになろうか。


いか、で、ある。
コウイカの類。

東京の鮨やや天ぷらやではスミイカといっていて、
昔からの江戸前で今でも量は多くはないが東京湾に住んでいる。
あれは大きくなってもせいぜい15cmくらい。

これは大きさは30〜40cmであったろうか。

我々に気が付いて、逃げにかかっているところ。
この瞬間は真っ黒だが、逃げている間にも背景に合わせて
色をどんどん変えていく。

沖縄などにはコブジメと呼ばれているが、50cm程度の
かなり大きなものもいて、ダイバーには人気である。
これなどはサンゴ礁の主(ぬし)のような風格で、
あまり逃げない。
こやつはまだ若かったか。

また、ふぐ。


先ほどのコクテンフグと顔はかなり似ている。
しかし、模様が片やセピアに墨を飛ばしたようで、
こちらはセピア地に白い水玉。親戚か。
だが、これもなかなか、おしゃれではないか。

OK。
これで、二日目二本終了。

そこそこうねりがあるので一本目と二本目の間の
休みは、あまり取らずに、すぐに潜った。
これはうちの内儀(かみ)さんが船酔いに弱かったためである。

ダイビングのボートはほとんどが小さなもので
ちょっとしたうねりでもかなりの揺れになる。
ある程度船酔いにも強くないと、とてもきついことになる。

シャングリラの桟橋に戻り、ダイビングセンターで
昨日同様、シャワーを浴びて着替え、ログブックを付けてもらって、
終了。また、明朝9時の約束をして、ダイビングセンターを
後にする。

内儀さんは船酔い気味で、フラフラとした足取りで
昨日のプールサイドのバーへ昼飯を食いにいく。

やっぱり、サンミゲルのビールをもらう。

食べるものは「Adobo(アドボ)」。

これはフィリピン料理。
豚肉の煮込み料理である。(もっとも、フィリピン料理は豚肉が
基本ではあるが。)

リゾートホテルだが、できるだけ、
フィリピンのローカルフードを食べよう、ということである。

もう一つ、軽いもので「Fried calamari」。

イカフライ、イカリングであろう。

アドボ。


豚バラの角煮。
青く長いのは、唐辛子。

やっぱりパラパラのスチームライスが一緒に盛り付けられている。

アドボはフィリピンではおふくろの味的な料理で
酢、しょうゆ、砂糖、にんにくなどのつゆに漬けこんだ豚肉などを
煮込んだもの、という。

甘辛にちょっと酸味があり、日本人にはとても食べやすい味。
いや、うまい。
(が、唐辛子はかなり辛いので注意である。)

濃い味なので酒の肴にもなるし、ご飯に合うこと夥(おびただ)しい。

「Fried calamari」


やっぱり、イカリング。

いかは昨日のシーフードレストランにあった、
ヤリイカ、あるいは、ヒイカ(?)のようである。

ただ、このフライはよく揚がっている。
衣もしっかりしている。

さすがにこんなものでも一流ホテルのシェフの腕なのであろう。

 

つづく




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