断腸亭料理日記2015

ナポリタンと焼きそば

10月3日(土)、4(日)

一週間が終わって週末。

書いている通り季節の替り目で体調が今一つ。
今週も一週間が終わって、土日はゴロゴロ。

土曜日、昼。

ナポリタンを作る。

あり合わせのもので簡単にできるが、
やはりしばらく食べないと、食べたくなるものである。

肉類であれば、ハム、ベーコン、ソーセージなど。
野菜は玉ねぎ、ピーマンあたりか。

今日は昨夜買って焼鳥にした鶏肉が余っていたので
肉類はそれ。野菜は玉ねぎとやっぱり冷蔵庫に
あったので、ししとう。

スパゲティーをゆでる。

同時進行で、鶏肉は細かく切る。
やはりごろごろした大きさよりは、さいころ大くらいが
よいであろう。
先に炒め、ここに玉ねぎ、ししとうを入れ
軽く炒め、フライパンの真ん中スペースを作る。
ここにケチャップとウスターソース少し入れ、煮詰める。
最近なにかで見て、このやり方をしている。
味は濃いめがうまいので、混ぜる前に煮詰めるておく
のである。

煮詰まってきたら野菜と炒め、茹で上がったスパゲティーを
合わせ、さらによく混ぜる。

ちょっとケチャップを足し、また混ぜて、味見。

OK、出来上がり。


まあ、普通のナポリタンである。
パルメザンチーズが切れていたのがちょいと淋しい。

しかし、こんなものなら、いくらでも食べられる。

今日は 呑まぬがこれでビールも呑める。
チキンライスなども私の大好物。どちらにしても
子供の味覚、なのではあろう。


続いて、日曜日、第一食。

またまた麺類。

チルドのソース焼きそばが冷蔵庫にあったので
焼きそば。

焼きそばではあるが、ソース焼きそばではなく麺だけ使い
麺に焼きめをつける、中華の焼きそばを作る。

レンジで温めた麺をほぐし、熱した中華鍋に広げ、焼く。


むろん油を敷いておくが、焼きめをつけるのが目的で、
できるだけ鍋肌に麺が触れるように、せんべいのように
お玉でペタペタを押し付けておく。

 

片面焼きめが付いたら、鍋を振ってひっくり返し、
もう片面も焼く。

具は冷蔵庫にあった小海老とベーコン。

小海老には塩胡椒をして、片栗粉をまぶしておく。

 

いつもはここまでしないが、今日はそのまま炒めるのではなく
中華のセオリー通り片栗粉をまぶし、湯通しをしてから、
というのを試してみる。

それから、スライスベーコンは短冊切り。

野菜はまだあるししとうと、やっぱり冷蔵庫にあった
いんげん。いんげんは薄めの斜め切り。

湯通しは鍋ではなく、薬缶で沸かした熱湯をかけてみる。

 


 

鍋で沸かした湯に入れるよりもむしろこの方が、高温で
熱を入れる量の調整もしやすい、という意図である。

同様に片栗粉をまぶした小海老も。

中華鍋に焼きめをつけた麺と具材を入れ、合わせる。

少量のお湯に味覇(ウェイパー=中華スープの素)を溶かし、合わせる。


塩胡椒。

味見。

よいかな。

盛り付け。

酢をかけまわして、食べる。

これもまあ、そこそこに仕上がった。

中華の焼きそばも簡単なようで、うまいものを作ろうとすると、
それなりに難しい。

麺と具材の混ざり具合というのか、味の一体化。
これも池波レシピであるが、かの、有楽町の広東料理慶楽

もやしの焼きそばなのだが、これが抜群にうまい。
よくよく観察してみると、あんかけ焼きそばではないのだが、
ほんの少し、片栗のとろみがついているのである。

やってみたが、このほんの少しというのがむずかしいのである。

片栗粉の水をほんの少し入れて、全体に行き渡らせるのは、
そもそも至難。一部分だけダマになったり、鍋にくっついたり。

今日はひょっとすると、小海老に片栗粉をまぶして
湯通ししたが、この海老の片栗粉がその代わりを果たしていた、
のかもしれない。であれば、まあ、まぐれ、である。

それで、海老自身への効果はどうなのか。

う〜ん。普段していないでの、やはり、はっきりしない、、。

心なしか、しっかりした食感、プリッとしている、
ような気もしなくはないが。

まあ、気のせいか。


簡単ではない、中華の焼きそば、で、ある。




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