断腸亭料理日記2016

金沢出張

2月16日(火)

今日は、金沢出張。

昼飯を金沢駅で食べることにした。

夜であればなん回か行った[あかめ寿し]に行きたいのであるが。

今日は、残念。

次善というのは、開きすぎているが、
駅ビルの2Fにある回転寿司。

前にも一度書いているが[すし玉]というところ。

金沢駅にあるが富山本拠のチェーン。

魚のうまい地方の回転寿司は、意外にばかにできない。

時分時で、5分ほどだが待つほど。

いつも食べている¥2,000弱のセット。





上の小皿は、炙って塩をふった鰤。

脂たっぷり、寒鰤。
さすがである。

大皿、左から、中トロ。

生の富山湾で揚がったものであろうか。
かなりみずみずしい。

その隣が、細く切ったするめいか。
鮮度がよさそう。

これも鰤か。生。
切り方が、厚い。

魚を大きくするあまり、酢飯を少なくしてにぎる
のがあるが、あれはいけない。
その点、ここはちゃんと酢飯も存在感がある。

脂が多すぎたり、生ぐさかったりするのであろう、
東京などでは鰤をにぎるというのはあまりしないが
鰤を食べ慣れたところの板前にかかれば、
生ぐささなどまったくなく、うまい鰤のにぎりに
なる。

鯵、さより、蟹。

まあ、これらなこんなものか。

その隣の白身はなんであったか。
皮を霜降りにしてある。のどぐろであったか。

次も白身のようだったのだが、忘れてしまった。

次は、子持ち昆布のようなもの。

ピンクのものは種類はわからぬが、小海老。
これをおぼろ昆布で挟んだもの。

半透明の軍艦は、のれそれ。
穴子の稚魚である。
このあたりでも獲れるのか。

一番右が、かにのほぐし身。

どれもものもよさそうで、うまかった。

富山でも回転寿司に入ったことがあるが、
仮に同じチェーンであっても、必ずしも
同じではないようなのである。

この金沢駅の店はかなり繁盛もしており、
こういうところでなければ、いけなかろう。

種の回転も速く、板さんもある程度以上の人が
いるのかもしれない。

もう少し、食べたかったので、鉄火巻。

そして、回っていた白魚。


この前、天ぷらを食べた、今が旬の白魚。

これもこのあたりでも獲れるのであろう。

白魚の鮨は、それこそ江戸の頃の江戸前のものは
火を通した(茹でた)ものを握っていた。

前に自分でもやったことがあるが、
やはり、こうして生を軍艦で食べるのが、最もうまい
のではなかろうか。

これで終了。

ご馳走様でした。

他は知らぬが、この店は、うまい。

さて。

帰路の、北陸新幹線、かがやきに飛び乗って、
車内で買った、ますのすし。


以前は大きなものか、長いいわゆる押し寿司型のものしか
なかったように思うのだが、小ぶりのちょうど一人前のもの
であった。
北陸新幹線に合わせて発売されたのか。

桶も小ぶり。



大きくても、ますのすしは好物なので、今までは
ほくほく線の車中で全部食べて切ってしまっていた。

やはり、このくらいでちょうどよい。

ともあれ、北陸日帰り出張、
考えたら、昼夜、鮨であった。





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