断腸亭料理日記2018

連休いろいろ その2

引き続き連休中のいろいろ。

連休初日、4月28日の大阪風お好み焼き。

「3枚分で小麦粉125g、だし150cc。」

問題の生地の配合、で、ある。
調べてみてこれを目安にしてみることにした。
統計を取ってみたわけでもないので、標準的なのかどうかも
よくわからないが一先ずやってみる。

だしは面倒なので、水。もちろん小麦粉とともに、できちんと計る。
冷蔵庫に以前に買った山芋が一本残っていたので
5cmほど皮をむいておろす。これにベーキングパウダー1つまみ。
キャベツ。これはみじん切り。生姜焼き用に買ったもの。
大阪風お好み焼きのキャベツは具というよりは
生地の一部という位置づけであろう。
全卵一個。
具は、冷凍庫にあった豚小間切れ。
これでよいかな。

よく合わせる。

合わせてみると、先日の[風月]よりも少し堅そうである。
気持ち水を足す。(もんじゃのシャバシャバよりも気持ち堅い程度。)

ホットプレートを用意。
熱くして、油を敷き一枚分広げてみる。

意外に円形に広げるのは難しいものである。

気泡が表面に出てきた。

やはり厚いので、中低温でゆっくり焼くのがよいのであろう。
トータル10分〜15分であろうか。

裏面に軽く焦げ目がついてきたら、ひっくり返す。

もう片面も同じくらい、焦げ目が入ってきたら、
OKか?。

ソースをかけて、花がつお、青海苔、マヨネーズ。

ソースはもちろん大阪のものはないので
常備してあるブルドックの中濃。

切ってみる。

食べてみる。

切り口、火の通り具合は、こんな感じ。

問題の中心部分。
生、ではないが、さりとて完全に固まってはいない。
先日の[風月]程度の、トロっ、にはなっている。
これが正解かどうか、わからぬが、うまい。
ソースはやはりブルドックの方が、スパイシー、
辛めである。

もう一枚、同じように焼いて、同じような焼き上がりで
内儀(かみ)さんとともに食べた。

大阪風お好み焼き、まだ、トロっ、に完全に納得はできていない。
トロっ、では山芋やら、べーキングパウダーの機能が
発揮されていないような気がするのである。
どんなものであろうか。

さて、次。

翌日、4月29日

手打ちうどん、で、ある。

まあ、正確には手打ち(?)うどん、と、?クエッションマーク付き。

初夏近くなって、冷たいうどんが食いたくなったのである。
方向としては、ざる、で、讃岐ではなく、武蔵野風か。

生地をこねるのは、例によってパン焼き器の
こねる機能。
それで手打ち(?)。
薄力粉、強力粉各150g、塩10g、ぬるま湯150cc。
パン焼き器にセットしてスイッチオン。
こねる時間は15分。

こね終わって、まとめる。

ラップに包み、2時間ほど休ませる。
手打ちというのは、伸ばす作業も力が必要だが、
圧倒的にこねる部分が重労働。
うどんの場合は足で踏んだりもする。
ここが機械化されるのはまったくありがたいし、
手でこねてもどうせシロウト仕事、機械化した場合の
マイナス点というのも少ないような気がするのである。

2時間経って、伸ばす。

大きな玉をまず、掌(てのひら)でつぶし、
麺棒で伸ばしていく。

麺棒は本物ではなく、中華の点心用の細くて短いもの。
だが、これでも十分に代用はきく。
麺自体、長さは必要なので縦長に伸ばす。
厚みはしっかりした太さを目指したいので、5mm程度。
ただ、均等な厚みは、均等に茹でるためにも必須である。

くっつかぬよう片栗粉の打ち粉をし、
長い方を縦にし、たたんで、切る。

そばであれば、均等な細さが不可欠なので
麺切り包丁とこま板という包丁に添える板が必須だが、
太くてもよいうどんであれば、ノーマルな包丁で十分。

切れた。

大鍋に湯を沸かし、茹でる。

時折、手に取って噛んでみて、茹で具合を確認。

OK、いいかな?。
水洗いをして、ざるに。
薬味のねぎを切る。

つゆは、毎度お馴染み、桃屋のもの。

食べてみる。

ん!。
堅い。腰が強いのは意図だったのだが、それにしても
堅すぎた。太かったのもあって火が通っていないレベルである。

もう一回だ。といっても、湯は捨ててしまった。
ボールにポットの熱湯を張り、レンジで2分。
もう一度洗って、ざるに。

なんとかリカバー。
極太で強力な腰。こんな感じがイメージであった。



「連休いろいろ」は、つづく





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