断腸亭料理日記2018

断腸亭の夏休み2018

モルディブ その3

引き続き、モルディブ。

一日目。

チェックアウトダイビングを終えて、
ヴィラに戻ってくる。

中途半端な時刻になったが、昼飯を食べに出る。

ここはアメリカ系のリゾートらしく、オールインクルーシブ(AIC)。
つまり、特別なもの以外は、食べ放題、飲み放題というもの。

レストランの飲食はもちろんヴィラのミニバーも毎日補充されるが、
その日の分はビール、ソフトドリンク、チョコバーなどの菓子類が
AICに含まれている。

今日は、最初のウエルカムスパークリングワインがあるので、
まずは、これを呑む。

呑んで、疲れもあって寝てしまう。

夜、さすがに起きて、飯を食いに出る。

レストランは、席は海辺のデッキだったり、建物の中だったり
プールサイドだったり色々あるが、料理は、ルームサービスも
含めて皆一緒。(一部例外はある。)
朝昼晩で少し変わるだけ。

歩いてレストランまで、島の反対側なので10分弱。

外のデッキ。

メニューはステーキ、ハンバーガーなどのアメリカっぽい
もの、中華、タイ、パスタ、ピザなどのイタリアンなど
まあ、そこそこのバラエティーはある。

トムヤムクン。

ガスパチョ。

右側のものはなぜか春巻き。

カレー、バターチキン。


なんというのであろうか、インドでよく食べられている
揚げせんべい。これはモルディビアンのウエイター君がいっていたが
彼ら、特に子供が好きでよく食べるらしい。(モルディブ国内で作ったもの
ではなく、インドなどからの輸入であろう。この国も豊かになったもの
である。)
カレーの辛さはかなり抑えめで、ついてるチャツネのような
赤いペースト状のものを足す。
同じく、ついてるのはマヨネーズにガーリックの入ったもの。

もう一つ、アンガスビーフのトマトパスタ。


実は、メニューのアンガスビーフという英語だけを読んで
肉料理、ステーキの類だと思って頼んだのだが、これであった。
パスタは幅広でよく煮込んだアンガスビーフのトマトソース。
ただこれ、意外にうまかった。

デザートはティラミス・ボム。

ティラミスなのだが、球状に整形したチョコレートの
中空の皮があって、中にスポンジとチーズのクリーム。

どれも味はびっくりするほどのものではないが、
こなれたもので、うまい。

さて、翌朝。

ダイビングは朝の8時半出発なので、準備をして
7時から朝飯を食べにレストランに出る。

朝焼け。

水上コテージ。

朝食はどこも似たようなものだが、ここはバッフェの品数が
昨年のフォーシーズンなどと比べると、若干少ないようである。

玉子料理などはオーダーで、スクランブルエッグとソーセージ。

小規模なリゾートなのでバッフェで作り置きを出しておくよりも
アラカルトで作る方が無駄がないのであろう。
ただ、頼まなければいけないので時間がかかる。

潜る日にはあまり食べない方がよいのだが、
頼んだはいいが、ちょっとスクランブルエッグの量が多かった。

内儀さんは軽めに中華のお粥。

これもオーダー。

食べ終わり、一度、ダイビングサービスへ。

ダイビングサービスは「BEST DIVE」というところ。
少し前に行ったジュメイラにも入っていた。
「BEST DIVE」はモルディブではこの2つ以外にも全部で
5〜6のリゾートに入っているよう。

これがこの島のあるガーフダール環礁。

一つの環礁のように見えるが二つの環礁が合体しているとのこと。
二つ合わせてモルディブで最大のようである。

昨日着いた、カアーデドゥー空港の島が左端の少し大きく見える島。
我々のいるコノッタ島はそこから東へ、この環礁の直径の1/4程度
行ったところ。

リゾートの桟橋から出発。
機材などはセッティングも含めすべてサービスが用意してくれている。

国内などで潜ると、自己責任という意味でもすべて自分で用意、チェックを
しなければいけないルールのところが多いが、これがリゾートの
よいところではある。
(ボートダイブ1本100US$が相場か。それなりに費用も掛かるが。)

ボートはドーニ。

ドーニというのは、モルディブの伝統の船の形で
以前は帆掛け船だが、今はむろんエンジンは付いている。
ただ、スピードは出ない。

これが、いけなかった。
この日は多少波があり、荒れ気味。

西、空港島の方向で環礁の外との境界にあたるあたり、
のポイントまでスピードボートなら30分ほどのところ、
ドーニでは倍の1時間。つまり揺れている時間が長い。
また、同じ大きさの波でもスピードボートであれば、
波を高速で蹴立てて走るのでそこまでは揺れない。

これで、すっかり私はやられてしまった。
船酔いである。

この夏の時期はモルディブは雨季にあたり、変化が激しいのである。
そして、その環礁外、外洋に近いポイントに近づくにつれて、
波がより高くなっていったのである。

スクランブルエッグを全部食べたのもいけなかった。
潜るまでにすっかりグロッキー。
だが、入ってしまえばおそらく中は穏やか。
大丈夫のはず、と思い、がんばってエントリー。




つづく





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