断腸亭料理日記2018

断腸亭の夏休み2018

モルディブ その2

引き続き、モルディブ行き。

昨日は一日かけてモルディブの首都マレまで。
深夜遅い着なので空港そばのホテル泊。

翌朝、モルディブの国内線に乗る。


一時間ほどでモルディブでも南の環礁、
ガーフダール環礁のカアーデドゥーという空港に着く。

モルディブの言葉はディベヒ語というが、こうして
英文字に起こしても、カナにしてもどうも発音しずらい。

そこそこ大きいのだがほぼ空港だけのある島で、空港の建物も
その昔のマレ空港のような、日本の片田舎ののどかな駅のよう。

トイレの標識。
やはり観光客には中国人が多いのか中国語も標記されている。

少し待ってリゾートから迎えがきて、バギーで移動。

リゾートまではさらにボート。


空港の島からは東へスピードボートで30分ほど。

昼頃、アウトリガー・コノッタ・リゾート着。
(Outrigger Konotta Maldives Resort)

モルディブはどこもそうだが、1島、1リゾートで
モルディブ人の住む島とは完全に区別されている。
(コノッタというのはこの島の名前なのであろう。)
歩いても一周10分ちょいほどの玉子形の小さな島。
モルディブのリゾートとしても小さい方であろう。
すべて一戸建てのビラで島の上に建てられたものといわゆる
水上コテージとあるが、予約をしたのは水上コテージ。

ちょっとだけレセプションに寄って、リゾートのアウトラインを聞き、
バギーでヴィラへ送ってもらう。

ここは西側のリーフ上に張り出して建てられている。

ヴィラからの海の眺め。

ここから見るとよい天気で海も穏やかなよう。
モルディブで日が出ると、暑い。
だがヴィラの中はむろん強力に三菱電機製のエアコンが効いている。

リビングとベッドルーム、バスルームと一応部屋が
分かれておりTVが2台、広すぎるくらい。
(使わなかったが、ジャグジーも部屋の中にあった。)

出迎えのスパークリングワイン。

リゾートにダイビングにくると、我々など年に一回しか
潜らないので、最初にスキルのチェックを受ける。
今日はまずこれをしたいので、昼飯もスパークリングワインは
その後。

幸い、ダイビングサービスは近くにあるよう。
ちょいと休んで、用意をして出かける。

きてみるとすぐにできるよう。
ダイビング客はかなり少なそうである。

リゾートのプールでマスク・クリア、レギュレーター・リカバリーなど
基本動作のおさらい。
どこのダイビングサービスでも1年以上ブランクのある者には
このチェックアウトを義務付けているが、我々もやはり
しておいた方が安心である。
ダイビングというのは自転車乗りやスキーのようなもので
勘のようなものがあって一度身に付けば、ブランクがあっても
思い出すものである。
だが、スキーや自転車に比べれば、格段に危険なスポーツである。
人が普段生活していない大自然の水中で機材に頼って行う
アクティビティーのため、ちょっとしたミスが文字通り命取りになる。

一通り終われば、いわゆる前浜、ハウスリーフでファンダイブ。
ヴィラの前は穏やかに見えたが、南東向きのこのビーチは
そこそこ波がある。タンクやら背負ってフィンをつけて
波のあるビーチからエントリーするのはなかなかたいへんなのである。

だが、入ると中はとても穏やか。
海というのは水面はかなり荒れていても5mも潜ればまったく様相が違う。
潮の逃れもなく穏やか。

さすがにモルディブ、ハウスリーフでも魚影は濃い。

またこの辺りはどうであったか初めて潜るのが詳細にはわからぬが、
サンゴも、死骸も見えるが、そこそこの密度と量で生きている。
なん年か前に世界中でサンゴが一斉にやられたことが
あった。これは地球温暖化が原因という。

昨年のポイント(フォーシーズン・ランダーギナバルから
潜った、北部のバー環礁。)では、種類によってある程度復活している
ように見えた。今年のこのあたりではそれよりも種類も多く
量、密度もあるようである。

ロウニンアジであろうか。
鯵の仲間だが、かなり大きい。50cmほどはあろうか。
沖縄などの海にもいるらしいが私はこうしてちゃんと確認できる
距離で見たのは初めてかもしれぬ。
刺身で食べてもうまいらしい。

今回の収穫はこれ。

ウミガメ。

動画も。


2体出たが、2体ともタイマイのようである。
(ウミガメの見分け方というのは難しいのだが、あとで
この写真を見ながら確認してみた。)

どうもこのハウスリーフを住処にしているよう。
ウミガメはダイビングではアカウミガメ、アオウミガメが
よく見かけるのだが、なん年か前に行った同じくインド洋の
セーシェルでもそうであったが、むしろタイマイを多く見かけた。

タイマイの甲羅は我が国では櫛などにした、かのべっ甲の材料である。
沖縄など我が国近海、あるいはフィリピン、インドネシアなどの
太平洋ではほぼ見ない。乱獲であろう。世界的に絶滅危惧種で
ワシントン条約で商業取引が禁止されている。インド洋だけかろうじて
残っているということかもしれぬ。大事にせねば。

あがって、ダイブセンターでシャワーを浴びて、
ログブックを付ける。

明朝は9時半出発で2本とのことで、予約。
ウェットスーツなどを含め機材を預け、ヴィラまで戻る。




つづく





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