断腸亭料理日記2021

元浅草砂場/稲荷町中華白燕/
小島町幸楽/向柳原路麺野むら

さて、今週は、四本。
まずは。

2月14日(日)第一食

元浅草・そば[砂場]。

毎度お馴染み。
ご近所、最近(さいちか)の飲食店。

今週は、かけから、もりへ。

今日の東京の最高気温は、18.2℃。
春の足音は確実に聞こえ始めた。

このつゆ、東京下町の濃さ。
もりそばも、もちろん、うまい。

03-3841-8001
台東区元浅草1-1-1


2月16日(火)第一食

稲荷町・中国意境菜[白燕]

ランチ、13時すぎ、ほぼ満席。
こんな時期だが、ここ、にぎわいは増している
のではなかろうか。

昼は、1200円、2000円、3000円とあるが、
1200円の麺。

前にも一度食べている「魚貝スープのワンタン麺」。

前菜が付く。

左が隠元の干海老味であったか、右は大根餅。

これが「魚貝スープのワンタン麺」。

左の黒いのは海苔、ワンタン、青菜はターサイか。
アップ。

ワンタンは海老で、プリプリでうまいのだが、
やはり特筆すべきは、スープ。
魚貝というように、貝の味も感じ、アゴなのか、
なにか煮干系も使っていそう。
そして、わからぬのが、この白濁。
豆乳であろうか。

とにかくうまい。
むろんやらなかろうが、これだけで、ラーメンやを
やれば、バズること間違いないレベル。

ご馳走様でした、うまかった。

白燕


2月17日(水)第一食

ここも毎度お馴染み、町中華の名店、
小島町・中華[幸楽]。

今日は、最高気温13.1℃で平年並みか。
タンメン。

元浅草の「浅草開化楼」の麺。

タンメンというのは、うまいもんである。
豚肉と野菜を炒め、ここに塩味のスープを加え軽く煮て
ゆでた麺の上にかけたもの。
シンプルだが、ここに限らず確実にうまい。
そして、温まる。

このスタイルのタンメンの発祥を調べると、
横浜野毛で創業した[一品香]というところで
戦後昭和30年という。

戦前かと思ったら意外に新しい。

台東区小島2丁目1−3
03-3866-5900

2月17日(水)第二食

さて、路麺。個人営業の立ち喰いそば。
向柳原・CSタワー・路麺[野むら]。

清洲橋通りと蔵前橋通りの交差点、南東角が任天堂東京支店、
その南隣のオフィスビルがCSタワー。
向柳原というのは旧町名で今は浅草橋五丁目。
(その昔、神田川の土手に柳が植わっていたので柳原土手
と呼ばれていた。その向かい側なので、向柳原。)

1992年(平成4年)開業というので、このビルが
出来た頃のよう。
近所なのでむろん知っていたし食べたことはあったのだが
もう一つの印象で、ほぼ行っていなかった。

この店、少し前から、メディアに取り上げられるように
なっていたのも知っていた。

味が変わったのか?、ちょっとのぞいてみた。

かき揚げ。

ゆで麺で揚げおき天ぷらはノーマルな路麺。

やはりここは、つゆがキー、なのであろう。

なんでも、つゆはつぎ足しなのだそう。
「味が濃い」と書かれているメディアもあるが、
色は濃いが、必ずしも味は濃いわけではない。
つぎ足しでももちろん塩味は調整しているだろう。

普通に食べられるつゆではあろうが、
他と比べると、今回もやはりもう一つの印象は
ぬぐえない、というのが正直な感想。

ただこれ、慣れ、のような気もしてくる。

路麺=個人営業の立ち喰いそば、が、少しずつ
減っている今、界隈でも希少な存在になりつつある。

またきてみよう。


台東区浅草橋5-20-8 CSタワー 1階

 

 

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