断腸亭料理日記2022

ガパオライス〜豚で

4134号

7月21日(木)夜

夏、で、ある。

夏なので、ガパオライス、で、ある。

ガパオライスは、タイ料理。
挽肉をナンプラーとオイスターソースで炒め、
仕上げにバジル。
ご飯とともに食う。ちょいピリ辛。

挽肉は、豚だが、冷凍がある。

本来、ガパオライスは鶏挽肉を使うが、
まあ、豚で行ってしまおう。

豚、合挽も作ったことがあるが、それなりに
うまいものにはなる。

ご飯は、先日カレー用に炊いた、ジャスミンライスが
凍っている。

調味料も、オイスターソース、ナンプラーはある。
あとは、玉ねぎ、にんにく、生姜もOK。

バジルだけ買ってくればよいか。

玉ねぎ、にんにく、生姜、みじん切り。

玉ねぎは1/4個、にんにく、生姜は小さじ1程度。

フライパンにサラダオイルを敷いて、
にんにく、生姜を炒める。

ここでレッドペッパーを入れてみるか。
テンパリング?。

香りが出たら、玉ねぎ。

透明になるまで炒める。

挽肉。

脂が出るまでよく炒める。

味付け。

オイスターソース、ナンプラー。

砂糖。
胡椒も。

味見をしながら、オイスターソース、ナンプラーを
足していく。

なかなか味が決まらない。

思ったより、随分入れた。

いいかな。

バジル。

飾るだけ、というものあるが、炒めるべき、
という。

ガパオとは、タイ語でバジルのことらしい。

挽肉のオイスターソース、ナンプラー炒め
ではない、と。

バジルは火が入ると黒くなるので、
ちょいと。

そして、ガパオライスだけではないが、なぜか
東南アジアの料理には、目玉焼きが付く。
ガパオライスのレシピでもよく付けているのだが、
やめておく。

目玉焼きというものに私はあまり魅力を
感じないのである。
目玉焼きは目玉焼き、むろん食べられるし
きらいではないが、以上でもないし、以下でもない。
目玉焼き。

冷凍してあった、ジャスミンライスを温め、
盛り付け。

生のバジルも、上に飾る。

出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

豚でも、ガパオライスにはなってよいだろう。
うまいものができた。
甘辛でちょっと唐辛子の辛みと、ナンプラーの
うまみと香り。
まさに東南アジアの味であろう。

ただ、バジルというのは、なかなかクセの
強い葉っぱであろう。
パクチー(香菜、コリアンダー)はだめだが
バジルもこれだけ入れると、私にはちょっと
においがくどい。

バジルというのは、イタリアンなどでも使うが原産は
どこかと調べてみると、インドや熱帯アジアとのこと。
やはりこのあたりか。
はるばる欧州、イタリアなどまで伝わったのであろう。
また、バジルというのは種類がたくさんあるようで
ガパオには、バジルでもホーリーバジルというのを
使うのがほんとらしい。
今日使ったものの袋を見ると、スイートバジル、
で、あった。
ホーリーバジルというのも日本で流通しているよう。
気を付けて見たこともなかったが。

そして、なぜ鶏、なのであろうか。

マレーシア、インドネシア、シンガポールは
イスラム教徒人口が多いので、鶏というのは、
うなづける。
タイにもそれなりにいるのであろうか。

そういえば、シンガポールの名物、海南鶏飯
いわゆるチキンライスも鶏。
インドネシアの名物、サテも鶏。

まあ、無関係ではなさそうではあるが。

ともあれ、夏にはガパオライス、で、ある。

 

 

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