断腸亭料理日記2023

いわしフライ

4439号

10月27日(金)夜

今日は先週からの続き。

浅草六区の[翁そば]でカレー南蛮そばを喰って
西友へ。

浅草の観光客の多さは目を見張るものがある。
一番多いのは、雷門あたりだが、六区も
ウイークデーでも、以前の土日並みの混雑。
人が戻ったのは、よいことであろう。

浅草というところは、リピートではなく東京に
初めて訪れた海外からの観光客がくるところ、
なのであろう。
おそらく、あまり日本のことを知らない。
どんな感想を持たれているのか。

私の行動範囲の飲食店で見かけるとすると
立ち喰い鮨の[まぐろ人]で白人の男性一人客を
なん回か。六区の[吉野家]で小さな子供を連れた
東南アジア人らしい家族。
[馬賊]では見なかったし、[翁そば]にも
さすがにいなかった。
まあ、私が観光客がいそうなところには
あまり行かないということもあろうが。
すしやにくるとすれば、先日の[今半]では
ないが日本らしいすき焼きやなどはくるのかも
しれぬ。

さて。
西友。特にあてがあったわけではないが、
今日は、魚の気分。

やっぱり、西友の魚は安い。

開いた鰯、6枚で298円がさらに238円。

簡単にフライパンで甘辛く蒲焼でもよい。
買い、で、ある。

が、帰り道、考え直した。

ちょっと気合を入れて、フライにしようか。

気合を入れないと、フライはできない。

ローソン100で、カット野菜の千切りキャベツ。
今、キャベツは比較的安いようだが、やはり、
カット野菜の方が経済的である。
フライならば、パン粉も。
パン粉もなくなっていたので。

夜、作り始める。

まずは、洗って、塩をしておく。

生ぐささを多少でも取るために塩洗いは必要であろう。

しばらく置いて、よく洗う。
これをもう一回。

揚げ鍋に油を入れて、余熱。180℃設定で。

両面に小麦粉。これは天ぷら粉。

全卵一個を割りほぐし、水少々。
粉を加えて、天ぷらよりも少し堅いくらいの
衣に。
パン粉も別の容器に広げる。

パン粉用にスプーンも用意。
鰯や鯵は尻尾をつまめるので衣付けがしやすい。

六枚終了。

もう一度、油温を180℃まで上げる。
上ったら、投入。

二枚ずつ。
よい色まで、比較的しっかり揚げる。

揚がったら、すぐに縦てて置き油を切る。
とんかつやなどで、プロの仕事を見ていると
こうしているところが多い。

揚がった。

ソースは、ケチャップ、マヨネーズ、とんかつソースの
三種を同割りで。
あじフライ、いわしフライにはこれ、と、
決めている。

キャベツとともに、皿へ。

キャベツにはソースを。

ビールを開けて、食べる。

なかなか、うまく揚がった。
合格点、で、あろう。

ただ、いわしの旬は、入梅鰯などともいうようだが、
春から夏になるのであろう。
今は、もう一つ、身が薄いのか。

そして、、、

ん!?。

鰯の身が気持ち、、塩辛い、、、か。

最初の塩洗いの時に、塩をした時間が長かったか。
ちょっと塩味が残ってしまった。
塩味を付けることが意図ではなく、生ぐささを
取るために塩で洗うだけなら“置く”必要は
ないのか。

どうも、こういうところの感が働かない。
きっと、魚を扱う板前であれば、基本中の基本
なのかもしれぬ。

 

 

 

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