断腸亭料理日記2025

牛カツサンド

4824号

8月4日(月)夜

引き続き、月曜日。

[尾張屋]から、OK(ストア)にまわる。

六区の通りの突き当り。
ここは、OKになる前はパチンコや、さらにその前は
平成15年(2003年)まで東映の映画館。

さらにその前、戦前は「昭和座」という吉本興業の劇場。
(戦後吉本は一度東京から撤退しているが、戦前もここを
はじめ、劇場をいくつも構えるほど東京に進出していた
のである。)
そして、さらにその前、この敷地にはかの、浅草十二階
(凌雲閣)が関東大震災まであった。
今はここは浅草2丁目だが、ついでに、旧町を調べてみると、
OKの前、東西の通りまでが六区で、北側は千束二丁目
であった。

あ、そうである。六区、六区と書いているが、知らない方も
いらっしゃるか。改めて、ざっくり経緯を書いてみる。
映画館や寄席、劇場が集中していた浅草興行街が六区と
いう区画。そもそも、明治になり、新政府が浅草寺を
含めてこのあたり一帯を接収した。いわば、国有化。そして
公園指定をした。この例は、寛永寺など上野の山、芝
増上寺など。上野も芝も将軍家菩提寺。つまり旧幕府に
関係の深かったところ。浅草寺は家光寄進の五重塔もあり、
寛永寺、増上寺に次いで幕府が保護した寺といってよい。
上野は恩賜公園という名前が今も付いている。恩賜は
天皇から賜ったという意味で、いわばその名残である。
で、浅草については、一区から七区まで番号を振った。
その後、興行街になったところが六区であった。
町は付いてはいないが、公的な名前、住所である。
まあ、こんなこと。で、OKから北はその外であった
というわけである。

閑話休題。

OKにきた理由は、例の牛ヒレを買おうと。
牛ヒレといえば、ビーフカツサンド。
ビーフカツサンドを作ろうと考えた、のである。

運よく2パックあった
それから、食パン。キャベツもあればよいが、大量には
いらない。買っても余らせるので、なし。

帰宅。

これ。
黒毛和牛A4ヒレ(トルネード)ステーキ、と、ある。

なんであろうか、トルネード、とは。

調べてみると、なんでもフランス語でスペルは
tournedos、音はトゥヌルドが近いか。意味は、肉業界では、
牛ヒレの先端寄りのことで、形がよろしくなく敬遠されがち
とのこと。

ともあれ。
揚げるが、厚みがあるので、常温に戻しておく。

夜、作る。

やはり、叩いて少し薄くした方が、熱が通りやすく
揚げやすくなるだろう。

先に揚げ油を用意し、予熱をしておく。

包丁の背で叩いて、塩胡椒。

天ぷら粉を両面、側面もしっかり付け、
さらに、余分なものをはたいておく。

フライもののレシピではこの、最後の余分なものを
落とすと必ず書かれているが、これあまりまともに
考えていなかったが、最近は必ずするように
している。
たくさん付いていた方がしっかり衣が付きそうで
そうしていたのだが、これ、むしろ逆。
触った時などにむしろはがれやすいことに気が付いた
のである。

衣の用意。

全卵1個を割りほぐす。
天ぷら粉をいつもは入れていたのだが、先程の
もので使い切ってしまったので、今日はなし。
パン粉は細かいもの。
パンにはさむので細かいものがそれらしいだろう。

串で刺して、卵、両面、パン粉。
スプーンで上からもしっかりつける。

揚げる。
油温は180℃でよいか。
肉で厚みがあるので、170℃で少し長め、でもよいか、
とも思いつつ、180℃で投入!。

二枚一緒に入れられた。

揚げあがり。

パンはトーストした方がよいのか?。

わからないが、カツサンドは牛も豚も、焼いていない
ことの方が多いか。
このままでいこう。

パンにバターとディジョンマスタードを塗る。

カツにはソースを両面塗って、載せる。
ソースはウスターがよかったが、切れていたので
とんかつソース。

揚げたカツは、置いている間に多少のドリップが
出ていたよう。
ドリップが出なくなるまで、完全に火を通した
方がよかったか。
だが、堅くなるよりはよい?。
わからぬが、はさんで、切る。

写真の通り、パンからはみだしているので、
パンの耳は切れない。

そのまま、四つに切る。

皿へ。

断面はこんな感じ。
多少、ドリップは出たがこんなものでよいか。

ビールを開けて、食べる。

黒毛和牛ヒレ、まずいわけがない。
もちろん、ヒレなので、柔らか。

うまい、うまい。

 

と、いうことで、来週はお盆休み。

 

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメール、ダイレクトメッセージはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹助を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。

 

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月 | 2020 3月 |

2020 4月 | 2020 5月 | 2020 6月 | 2020 7月 | 2020 8月 | 2020 9月 | 2020 10月 | 2020 11月 |

2020 12月 | 2021 1月 | 2021 2月 | 2021 3月 | 2021 4月 | 2021 5月 | 2021 6月 | 2021 7月

2021 8月 | 2021 9月 | 2021 10月 | 2021 11月 | 2021 12月 | 2022 1月 | 2022 2月 | 2022 3月 |

2022 4月 | 2022 5月 | 2022 6月 | 2022 7月 | 2022 8月 | 2022 9月 | 2022 10月 |

2022 11月 | 2022 12月 | 2023 1月 | 2023 2月 | 2023 3月 | 2023 4月 | 2023 5月 |

2023 6月 | 2023 7月 | 2023 8月 | 2023 9月 | 2023 10月 | 2023 11月 | 2023 12月 |

2024 1月 | 2024 2月 | 2024 3月 | 2024 4月 | 2024 5月 | 2024 6月 | 2024 7月 | 2024 8月 |

2024 9月 | 2024 10月 | 2024 11月 | 2024 12月 | 2025 1月 | 2025 2月 | 2025 5月 |2025 6月

| 2025 7月 | 2025 8月 |

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2025