断腸亭料理日記2011

有明・トラットリア・アルポルト

7月1日(金)昼

さて。

金曜日。
今日は、朝から、昨日同様、暑い。

どうしたことであろうか、今年は。
雨も降ってはいるが、梅雨が明けたような、
30℃を越える日が続いている。

節電と相まって、灼熱のような、日々である。
私など、現代の東京人はまったくもって、ダメ、
で、ある。

暑さにも、寒さにもからっきし、意気地がない。
エアコンに身体が慣れきってしまっている。
だが、今日は、一日、ビッグサイト。
コットンパンツでも、よいか、と、身軽な格好で
出てきた。

で、昼飯。
ここで、昼飯、と、くれば、
ワシントンホテルのイタリアン、アル・ポルト

かの、片岡シェフの系列店、で、ある。

この日記にはすべて書いているわけではないが、
ビッグサイトにくるときの昼は、まず、ここに決めている。
パスタランチが、リーズナブルで、うまい。

12:30頃、店に入る。

一人、と、いって、空席に案内してもらう。

大きな展示会が開かれているときには、
そのお客などで、そこそこ、混んでいる。

いかにも接待、というような組み合わせ、がいたり、
大きな声で、タバスコない〜?、と、叫んでいる人がいたり。

前にも書いたが、たまにこういう人はいる。
ちゃんとしたイタリアンの店で、タバスコをよこせ、は
かわいそうである。喫茶店でナポリタンを食べているのではない。
大体において、タバスコはアメリカ(あるいはメキシコ)のものである。

こういうときには、店では、唐辛子をオリーブオイルに漬けたものを
出しているようではある。
だが、スパゲティーといえば、なんでもかんでも、条件反射のように、
タバスコをぶっ掛けなければ気がすまない人がまだいることは、
やはり、驚き、かもしれない。
こういう場所に店を開いていれば、観光客だったり、
まあ、いろんなお客がくるのも、しかたないのであろう。
また、くる方も、連れてこられただけで、来たくて来た、
わけではない、のかもしれない。

ともあれ、こういう言葉を聞くと、思わず微笑んでしまう。

パスタランチ、1050円ではなく、
今日は、パスタも入った、コースランチ、
2310円にしてみる。

パスタは、
「白身魚、オリーブ、ケッパーのトマトソーススパゲティ」
「生ハムとホワイトアスパラのクリームソーススパゲティ」
「ボタンエビ、アワビ、フルーツトマトの冷製パスタ」
(これだけ1,680円)。
の3種類から。

メインは「淡路直送鮮魚のソテーバルサミコソース」
「イベリコ豚のグリル バルサミコソース」
のどちらか。

生ハムの方と、イベリコ豚を頼む。

前菜。


冷製ポタージュと、鰹のカルパッチョ、オクラ。
この季節は冷たいスープは、なにより、で、ある。

そして、パスタ。


なかなか、うまい。

食べながら、気が付いたのだが、
隣の接待らしきテーブルは、私とまったく同じ、
組み合わせで、オーダーしているようで、その上、
タイミングも同じで、同時に出てくるものを
同時に食べている。

会話を聞いていると、

「このベーコン、なんか、塩辛いね」。

「そうですね〜」。

『!生ハムだよ。』

イベリコ豚。


まわりの野菜は、ズッキーニ、パプリカ、オクラ、
サツマイモの、ロースト。

イベリコ豚、と、いうのは、日本で見る普通の豚よりも
肉の色が濃いようである。
焼き方もよのであろう、柔らかく、旨みが濃い。

アイスコーヒーがきて、おしまい。


うまかった。

ご馳走様でした。




ぐるなび



江東区有明3-7-11 有明パークビル2F

(東京ベイ有明ワシントンホテル2F)





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