断腸亭料理日記2014

うどんと豚飯と その1

9月27日(土)夜〜

さて。

土曜日。

先週からの続きになるのだが、今週は、豚飯。

脂の多いつゆで炊き込みご飯を炊くと、うまい、
と、書いた。

先週は鶏飯であったのだが、豚でやってみたらどうか、
と、いうことである。

過去にやったことはあった。
調べてみたら、5年も前にラフティーの煮汁で
飯を炊いていた。

これでもよいかな、と、考えていた。

それから。

うどん。

豚飯とうどんには、まったく関連はない。

午前中、日本映画専門チャンネルで「オリヲン座からの招待状」
というのを観ていて、この映画は京都が舞台なのだが、
ここにうどんやが出てくる。それで、関西風のうどんが
無性に食べたくなった、のであった。

毎度書いているが、拙亭には自動パン焼き器があって、
うどんを打つのは、楽ちん。

先日の餃子の皮の生地とまったく同じ配合。
映画を観終わって、セットしておいた。

小一時間、昼頃こねあがり、玉にしてラップをして冷蔵庫に
入れておく。

うどんのつゆ用に鍋に水を張り昆布を入れておく。
やっぱり昆布はちょっと多めに、4〜5枚。

作るのは夜になった。

うどんと豚飯を作る。

先に買い出し。

いつものハナマサで豚バラを見ていると、
そばに豚バラ先軟骨というのが目に入った。

以前に排骨という名前で料理をしたことがあった。

ようは豚ばら肉の端っこで、軟骨のついたもの。

圧力鍋で柔らかく甘辛く煮たものはうまい。
豚バラではなくこれにしようか。
このゆで汁でご飯を炊く。

それからうどんの材料。

鰹削り節が残りわずかなので、一袋。

うどんの具に蒲鉾でもと思ったが、さつま揚げのような
ものがあったので、これ。

あとは生玉子でも入れればよいか。

帰宅。

昆布を浸した鍋。


写真ではわかりずらいが、半日水に漬けておいたので
色も付いて、だいぶ出汁が出ている様子である。

昆布を引き上げ、また例によって佃煮にするため、
一口に切って酢としょうゆで煮る。

同時に、出汁をすすめる。
煮立てて、鰹削り節を入れる。


(右が佃煮用の昆布。)
弱火で3分。
火を止めて置いておく。

沈んだら濾しておく。

豚バラ軟骨。

圧力鍋に洗った豚バラ軟骨を入れ、ヒタヒタよりも多めに
水を張る。

ふたをして点火。
加熱加圧。

圧が上がったら弱火にして5分。
火を止めて放置。

30分後、圧が下がっているのを確認してふたを開ける。


出汁分をボールに取って、残ったバラ軟骨の味付け。

薬味にねぎの青いところ、生姜スライス、にんにくスライス。

調味料は、しょうゆ、紹興酒、砂糖少々。

赤唐辛子輪切りもちょっとしたアクセントに入れる。

軽く煮込んで出来上がり。


ビールを開けて、食べる。

脂もあり、コリコリした軟骨がよい食感。
圧力鍋の威力。

うまいもんである。

豚飯の副産物であるが、豚バラ軟骨であった。

 

つづく。


断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2013 9月 |

2014 10月 |


  



BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2014