断腸亭料理日記2015

蔵前・ハンバーグの店・ベア

11月24日(火)夜

五反田のオフィスからの帰り道。

今日なにを食べるか。

先日、駅前の[都々井 ]という立ち食い鮨を書いた。
今月頭から職場になっているのだが、五反田というところは
まだほとんど開拓できていない、未開の地である。

[ミート矢澤]というところを聞いたことがあるか方はあろうか。

ハンバーグ、ステーキの店。
TVなどにもよく出る有名なところのようだが
私は知らなかった。

よく列になっている、とも聞く。
オフィスからも近い。
夜ならば大丈夫かと、帰り道、のぞいてみることに
したのである。(肉が続くが。)

きてみると、とんでも八分。
店の外の待つスペースに5〜6人、数組が待っている。

これはだめだ。

この店、基本、予約は不可のよう。

なぜ、そんなに人気なのか。
特別、安いということでもなさそうである。
うまい?、というのだが、、。

よし。
ご近所なので、今度は、17時ごろにでもきてみようかしら。

皆さんもよくあるだろう。

頭がハンバーグになっているので、
ハンバーグ以外には選択肢を思い浮かばなくなっている。

普通、ハンバーグといえば、洋食や、で、ある。

洋食やならば、私の基本テリトリーにたくさんある。
銀座、日本橋、浅草、、。

どこへいってもよいのだが、ちょっとまわるか、
途中下車でちょいと、面倒。

上野、御徒町界隈であれば、今の通勤経路なのだが
この界隈の洋食やは、今一つ。

お!。
それならば、いっそご近所、稲荷町の[ベア]

町の定食や、という言い方もできようが、
やっぱり下町の洋食やとい言いたい店である。

だが、稲荷町でも中途半端なところにあるので
帰り道の御徒町からだとちょいと、歩くので、面倒である。

ん!。

もう一つ、思いついた。

この稲荷町、上野「ベア」の支店というのか、
暖簾分けといった方がよいか、蔵前に[ハンバーグの店・ベア]
と、いうのがある。

厩橋の北、蔵前(江戸)通り沿いにあって
前から知っていたのだが、入ったことはなかった。

五反田からの私の帰宅経路は、山手線御徒町経由にしたのだが、
浅草線で蔵前までくる、という経路もある。

浅草線の蔵前まで帰ってくれば、ちょうどよい。

浅草線の蔵前で降りて蔵前通りから春日通りを渡り
向こう側(隅田川側)。
春日通りの交差点からすぐのところ。

赤に白抜きの看板で[ハンバーグの店・ベア]。

間口はそれこそ一間ほどで、カウンターだけの
小さな店。

8時頃。
開けて入ってみると、これがほぼ満席。

それでも一つだけあいていた席に座る。

ご近所の若いサラリーマン君達が主力のよう。
人気なのだ。

若いスキンヘッドのお兄ちゃんがメニューをくれる。

まずは、瓶ビールをもらう。

もちろんハンバーグはメニューの主力。
だが、ハンバーグとなにかのセットというのも数多く
揃えている。

さすがに、上野[ベア]の暖簾分け、
私の好きな、カツカレーもある。
また、メンチカツ、コロッケ、生姜焼き、、、
ほぼ、上野[ベア]にあるメニューはありそうである。

だが、ここはもちろん、ハンバーグ。
そして、これにカキフライが付いたセット、
1,000円、にしようか。

小さな店の一番奥に調理場があるようで、それも
小さく、作っているのは、やっぱり[ベア]にいそうな
お父っつあん。

満席で、お父っつあん一人なので、
なかなかたいへんそうである。

やや待って、きた。


ハンバーグ、カキフライ3個付きのセット。

先にカキフライから片付けよう。

カキフライは大ぶり。
タルタルソースはおそらく自家製であろう。

うまい。

そして、付け合せのスパゲティー。

これが、なんとも秀逸。
見た目はトマト色のナポリタンのようなのだが、
カレー味。カレー粉が入っているのか。
うまいもんである。

そして、肝心のハンバーグ。

よく考えたら、本店の上野[ベア]でも
私はハンバーグは食べたことがなかった。

いや、ここだけでなく、洋食やで私はハンバーグを
食べることはほとんどない。なぜか?。
特段の理由は思いつかないのだが、、、
むろん嫌いでもないし。おそらく、プライオリティーの問題
なのであろう。No.1がチキンライスで、それからカツレツ
クリームコロッケ、、マカロニグラタン、、、そんな感じであろうか。

ソースはデミグラスソースというよりは、
ケチャップソース。

柔らかく、ホロっとしていてうまいのだが、
なんだかみじん切りの玉ねぎが、粗い。(大きい)
上野[ベア」もそうなのか。
わかぬが。雑なだけ?、そうでもあるまい。

ともあれ。

うまかった。

ご馳走様でした。







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