断腸亭料理日記2019

サルサとトルティーヤチップ

2月27日(水)第二食

メキシカンである。

メキシコ産のアボカドの広告を見たのである。
日本に入ってきているアボカドのほとんどはメキシコ産
のようである。
アボカドというのは私は自分ではまず食べたない。

メキシコにはアボカドを使った超定番のソースがある。
ワカモレ、スペイン語でguacamoleという。正確な発音は
gが入るのでグワカモレの方が正しかろう。
これが、なかなかうまい。

10年ほど前に、なん度かダイビングでメキシコに行った。
太平洋側のロスカボスと翌年、大西洋側のカンクン、コスメル。

それ以来行ってはいないのだが、メキシカン、メキシコ料理
というのはうまいものであると思っている。

特に、カンクンよりもロスカボスの町の食堂の料理はうまかった。

ロスカボスでなくとも、メキシコでレストランに入ると
まず出てくるのが、トルティーヤチップとソースのセット。

まあ、タダというのか、食事に付いてくるセットである。

ソースは2種類。
ソースといよりは、サラダ、あるいはディップといった方がよいか。
一つはトマトのもの、もう一つが、先のワカモレ。
どこへ行っても、決まりものである。

コリアンダー、いわゆるパクチー、香菜が入る。
ただ、メキシコで食べるコリアンダーは、アジアのもの
よりも香りは強くないように思われ、苦手な私も
食べられた。

と、いうことで、ワカモレ。
トマトのサルサも作ろう。

材料はアボカド、これは2個使おう。
トマトは一個。
玉ねぎはある。
レモン、あるいは、メキシコではライムも使う。
メキシコ料理では、必須である。
一般の家庭の庭にもレモンやライムが植わっているのを見た。

レモンは、焼酎を割って呑むためのものがあるので、OK。

それから、トルティーヤチップ。
自作?。

自作は無理であろう。
トルティーヤチップとは、トウモロコシの
トルティーヤを揚げたもの。

ではトルティーヤとはなにか。
様々なものに使うが、まあ、タコスの皮と思えばよいだろう。

メキシコにはトルティーヤは2種類ある。
小麦とトウモロコシのもの。
これはメキシコの小麦の採れる地域と、トウモロコシしか
採れない地域というところから始まっているようである。

ロスカボスでは小麦のものであったが、カンクンは
トウモロコシのものが主であった。

油で揚げたチップスにする場合はトウモロコシのもの。

コーンスナックとして売ってるものを使う。
早い話が「ドリトス」である。
塩味のもの。

パクチー(コリアンダー、香菜)は入れない。

買って帰宅。

一応、レシピを調べて、作る。

トマトとアボカド。

アボカドは半分に切って種を取る。

スプーンでくり抜き、ボールへ移し、潰す。
玉ねぎみじん切り。これは少量でOK。
レモン汁。
塩。
にんにく1かけらみじんぎり。

コリアンダーシードのパウダーも入れる。
ホールを当たり鉢でパウダーに。これも少量。

味見。レモンは思いの他たくさん入れた方が
それらしい。

トマトは湯むきして、

みじん切り。
やはり玉ねぎみじん切り。こちらは多め。
赤唐辛子パウダー、塩、そしてここにもレモン汁。

トルティーヤに塩味が付いているので塩は抑え目に。

メキシコでは有名なハラペーニョだったり、辛いソースは
たくさんあるのだが、普通に出てくるものは辛味は少ない。
皆が皆、辛い物好きというわけでもないのであろう。
赤唐辛子は控えめ。

小鉢に移す。これで出来上がり。
簡単なものである。

トルティーヤチップスとともに
大皿に盛り付ける。

トマトの方は、サルサメヒカーナ=salsa mexicana、メキシコのソース
と呼ばれる。まあ、メキシコを代表するサルサであろう。
ただサルサと呼ばれることもあるくらいである。

ビールを抜いて、食べる。

サルサ、ワカモレ、どちらも、うまい。

だが、ほぼ材料そのままなので、
なかなか味を表現するのは難しい。

アボカドがちょっとゆるくなって、レモンの酸味が
加わった味。まあ、そのままであるが。
このシンプルさがよい。
ただ、シンプルなだけに塩梅はむずかしいともいえる
のかもしれない。

サルサの方も、トマト、レモン、玉ねぎのそのままの味。
こちらも塩梅であろう。

うまい、うまいと、呑みながら、トルティーヤ1袋
食べきってしまった。

 

 

 

 

 

 

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