断腸亭料理日記2020

箱根塔ノ沢・福住楼 その3

引き続き、箱根塔ノ沢温泉の[福住楼]。

二日目の夜。

焜炉の、鮑。
最初はまだ動いていたが、
火が通ると、こんな感じ。

ナイフフォークで切って食べる。
これがまずかろうはずがない。
かなり柔らかい。

焼き物。

甘鯛のよう。
左下は蕪、甘酢漬け、右下は牛蒡のきんぴら。

鮑のあと、焜炉は二回戦めに。
今度は、すき焼き風。

やっぱり、足柄牛。
よい霜降りである。
溶き玉子もついている。

揚げ物、煮物とご飯。

天ぷらであるが、白いのはいか。
昨日のあおりいかかもしれぬ。
肉厚。
かぼちゃ、しし唐、おくら。
添えられているのは抹茶塩。

煮物は、魚。くえ、とのこと。
プリプリのコラーゲン。
一緒に煮た牛蒡もうまい。

香の物は、赤蕪と瓜の奈良漬け。

テーマ性がないからいけないということではない。
どれもうまいし、手はかかっている。

ご馳走様です。

二日目の朝。

二日目は、決まって湯豆腐はなし。

出汁巻き玉子が、洋風のオムレツとウインナー、
生野菜、ポテサラに。

干物は、やっぱり定番の、えぼだい。

焼海苔、ほうれんそうのおひたし。
なめこおろし、ねぎとろ。

たくあんと、きゅうりは酢の物。

どれもうまいし、十分に満足。

昨日同様、コーヒーが出て、部屋で会計。

10時出発。

お世話になりました。
また、きます。

こんな時期でたいへんかと思うが、
がんばっていただきたい。

さて、帰り道は、ちょっとあてがある。

西湘バイパスからそのまま、江の島、鎌倉。

今日も暖かく、長閑な湘南の海。

(鎌倉高校前あたり)

逗子、葉山。
葉山に入ると、沿道に私服の警官がたくさん。
後でわかったが、この日、この時間、上皇、上皇后様が
御用邸へこられることになっていたよう。

葉山には、葉山牛を食べようと思ってきたのである。
京急が女子旅、という企画で、ピックアップしている。

葉山の[角車(つのぐるま)]という
葉山牛のステーキレストラン。

ここ、CMに出てくるところかもしれぬ。

昼時、やはり人気店なのであろう、ウイークデーだが行列で、
少し外で待った。

牧場と牛の番号。

料理は凝った感じではなく、洋食レストランといった感じか。

サイコロステーキ、3100円也。

鉄の皿の左側にのっている丸い黒いものは鉄板を熱くする
熱源のよう。

アップ。

幻の葉山牛、などというが、葉山だけなので生産者が
ごくわずか、なのかもしれぬ。

よい脂で、うまい肉、である。

にんにくしょうゆのたれもよい塩梅。

これもまた、大満足。

このあたりへくると、魚介類の頭になるが、
葉山牛、ちょっとよいであろう。

さて。

今の状況はもうしばらく続くかと思われる。
私は、手洗いはかなり神経質にするようになった。

皆がすべきことは、する。

また、こんな風に、今だからこそ意外な穴場のように
なっているところもある。
気をつけながら、行くことも有益なのでは
なかろうか。

 


福住楼

葉山・角車

 


福住楼

 

 

 

 

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