断腸亭料理日記2021

ジンギスカン

さて。
まだ、夏休み中。

3917号

8月13日(金)第二食

内儀(かみ)さんが、ラム肉を買ってきた。
ジンギスカンにしようという。

最近、羊肉がブームであるという。

ヘルシー?。
身体にいいという。
ほんとうであろうか。
ラムでもマトンでもけっこう脂がある。

ちょっと調べてみると、

・脂身も含めても、牛肉よりもローカロリー。
・また、その脂も不飽和脂肪酸が多い。
・必須アミノ酸がバランスよく含まれている。
・ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが多く含まれている。
・脂肪燃焼作用があるというL-カルニチンが含まれている。

こんなことが挙げられている。
わからぬが、そんなことらしい。

が、しかし、内儀さんが羊肉が好きなのは、
そういうことではない。
北海道生まれ育ちだから。
北海道出身の人は、ほぼ100%羊肉が好きである。
ラムでなくて、においの強いマトンでも。
いや、あのにおいが食べたくなる、と。

どうも、定期的に食べたくなる肉のようである。

その理由は、子供の頃から、ジンギスカンを
食べていたから。

なぜ北海道で羊肉がよく食べられていたのかといえば、
安かったから、という。
また、よく育てられていたということも
あったのであろう。

そのちょっとにおいのある羊肉を食べるために
考えられたのが、甘辛のたれで野菜とともに、
あのジンギスカン鍋で焼いて食べる、ジンギスカン。

そうそう、独特な味ではないと思うのだが、
せっかくジンギスカンにするのであれば、
こちらのエバラ焼肉のたれではなく、
道産のジンギスカン専用のたれがよいだろう。

ネットで探せばむろんあるのだが、
今日には間に合わない。

そこで、思いついたのは、ハナマサ。
肉やなので、たれ類も比較的充実している。
もしかすると、あるかもしれぬ。

きてみると、案の定、あった。

北海道のジンギスカンのたれといえば、
昔からあるのは、二社なのであろう。

「ソラチ」と「ベル」。

ベルがあった。

これ。

ソラチは芦別市、ベルは札幌市。

なぜか、ジンギスカンは成吉思汗と漢字。
今はあまり見なくなったが、以前は漢字で書いていた
ことを思い出す。それだけ北海道の成吉思汗は
歴史があるということになろうか。
ちなみにベル食品の創業は昭和22年(1947年)とのこと。

肉はこれ。

ニュージーランド産。
ラム。

今、マトンというのは、あまり見かけなくなった。

ちょっと厚めのスライス。

内儀さんはたれを掛けながら焼けばよい
と考えていたようだが、一応先に漬けておこう。

一緒に焼くのはもやしとピーマン、玉ねぎ。
こんなものであろう。

あの、ジンギスカンの帽子から、ともいう
ジンギスカン鍋などないので、ホットプレート。

肉。

一緒に焼くだけ。

ビールを開けて、食べる。

味は?。

うーん、こんな感じであったか。
北海道でもなん度もジンギスカンは食べたことが
あった。
ソラチなのか、ベルなのかはわからぬ。
区別もできないが。

が、今日のベルのものは、うまいことはうまいのだが、
特に、あー、この味、という特別な印象はない。

羊肉の脂身からは脂がよく出る。
たれと脂と、野菜を一緒に炒める。
ジンギスカン鍋だと、上に肉を並べ、下に野菜を置く。
落ちてくる脂とたれで野菜を焼く。
これがジンギスカンの肝。

たれも足しながら、焼く。

特に難しいこともなく、肉、野菜を焼いて、食べる。

うまかった。
だが、こんなものであったか。

部屋でエアコンを掛けて換気扇も回さずやっていたので、
しばらくにおいが、、、。

この、残ったにおいが、うまそう。

あー、これであったのか?!。

 

 

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