断腸亭料理日記2021

中国手打拉麺馬賊浅草本店/
稲荷町麺食堂一真亭

今日は、ラーメン二発。

なんだか、ラーメン、広く言う中華麺だが、
ばかり食べている。

3933号

9月12日(日)第一食

中国手打拉麺馬賊浅草本店

日曜日、曇りで雨も降りそう。
はっきりしない天気。

気温は26〜7℃。
そこそこ暑い。
いや、蒸し暑い。

なにを食べようか。
最近、なかなかピンとくるものを思い浮かばない。
これはなかなか苦しいわけである。

ともあれ、無難なのはなんといっても
ラーメン。

で、あれば、最近行き始めた、手伸ばし拉麺の
老舗[馬賊]浅草本店。

行ってみると、つけ麺の数が多かった。
最初に食べた、ノーマルなつけ麺がかなりうまかったが、
前回の店名を冠した馬賊つけ麺はちょっとひねりすぎ

と感じた。

で、まだある。

ここの温かい担々麺は有名で日暮里で食べたことがある。
ここには担々つけ麺というのもある。
これもいっとこう。

これ。

まず、麺。
ここのつけ麺は麺の器に湯が張られているが、
これは、なぜか、氷と冷水。
どういう使い分けか、謎である。

つゆ。
前回は焦がし黒胡麻が表に出ていたが、
これはそこまでではない。
どちらかといえば、最初のうまかった、
ノーマルなつけ麺にラー油を入れ辛くし
黒胡麻を加えた感じであろうか。
同様に細かく切ったチャーシュー入り。

なかなか濃厚で、うまい。

まあ、なんといってももちもちの手延し麺が
下からささえ、強力である。
まさに、盤石。

これはよかった。

ご馳走様でした。

台東区雷門2-7-6
03-3841-6002


9月15日(水)第一食

稲荷町[麺食堂一真亭]

今日は、天気はよく、また暑くなった。

相も変わらずラーメン。

[稲荷屋]へでもと思って自転車で出たが
途中で方針転換。

なん度かきているが、書いていなかった。

稲荷町でもちょうど下谷神社の裏。
表題の[麺食堂一真亭]という。
中国拌麺(ばんめん)の店。
店は小さい。

できたのは、2011年というから
そこそこ時間が経っている。

目立たない場所にあるので気が付かなかった、
いや、入りたくなる雰囲気が漂っていなかった、、。

以前から拌麺が看板であったのかもよくわからぬ。
最近、どこかで拌麺というものが、中国、特に
上海のB級グルメ、というのか、ソウルフードである
と知って、きてみたのである。

一番ノーマルであろう、しょうゆの拌麺。

拌麺というのを食べたことがある方は
どのくらいおられようか。

これ、なかなか、うまい、のである。

ここのものは、店とご店主の雰囲気から、
ネイティブの味に近いのではあるまいか。

日本の油そば、まあ、和えそば。

調べると、味付けの基本は、ねぎ油という。
これが、上海拌麺の定義になるよう。
ここにオイスターソース、しょうゆ。
上海は行ったことがあるが、上海料理は、
しょうゆ味が基本なのである。
日本人には馴染みやすい。
だがしょうゆは、日本のしょうゆではなく、
中国しょうゆ、で、あろう。
ちょっと、甘めか。

拌麺の拌というのは、撹拌(かくはん)の拌。
かき混ぜるという意味。
調理法としては、和えるという意味になるよう。
〆て、拌麺はやはり和え麺。

東京などのよくある油そばと比べると
随分とシンプルといえるかもしれぬが、
十分にうまい。

麺は平打ちでちょっと柔らかめ。

この店ではないが、なんでもカタメ、
いかにも初めてきましたという若い人などが
習慣のようにバリカタ、などといってるのを
見かけることがあるが、これは、いかがなものか。

なんでも堅ければよい、というものではない。
店では、店の思う最良のゆで加減で出しているはず。
それを無視する行為、で、ある。
好みを聞く店でも、私は最初は“普通”にしてもらう。

ともあれ、これはこれで、うまい。

ご馳走様です。

拌麺、たまにはよいものである。


台東区東上野3-5-8 野島ビル1F

 

 

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