断腸亭料理日記2010

チキンライスと海老屋の佃煮

10月11日(月)祝日

連休三日目。
来週の『講座』の準備は終了している。

今日は、完全にお休み。

第一食は?。

冷蔵庫に冷飯(ひやめし)がある。

チキンライスを作ろうか。
冷凍庫に鶏もも肉も凍っている。

池波先生もチキンライスがお好きであったと思われるが、
別段、真似をしたわけではないが、私も大好きである。

チキンライスなど、旗の立った、お子様ランチ、
ではないが、子供の好きなもの。
ようは、子供の味覚が残っている、と、いうこと
なのかもしれない。

鶏肉を解凍し、ご飯は随分あるので、玉ねぎは半分。
みじん切り。

鶏肉は、1cm角に切る。

フライパンを熱し、油を引く。
玉ねぎ、鶏肉を入れ、炒める。

玉ねぎが透明になってきたら、ブランデーを入れ、
フランベ。

ブランデーを入れると、味が濃くなってよい。

アルコールを飛ばし、塩胡椒。
一度、火を止める。

ここに、よくほぐした、冷飯を入れ、点火。
よく合わせて、炒める。

最後に、ケチャップ。
これもよく混ぜて、完成。


好物だと、つい食べ過ぎてしまうので、
小さい皿で。

やっぱり、チキンライス。
うまいもの、で、ある。

午後。

佃煮を買いに出る。
先週、アド街で本所吾妻橋をやっていたが、
それで、海老屋をやっていて、食べたくなった。

うちの佃煮は、ここのものと決めているが、
ちょうど、切れていた。

自転車で、出る。
海老屋の本店は吾妻橋の東詰にあるが、
出店は浅草にもいくつかある。

どこでもよいのだが、松屋。

佃煮も、色々なものがあるが、
やはり、葉唐辛子。

これぞ、東京の味、ではないか。
少なくとも、私にはそうである。

それから、、。
はぜ、もよいが、今日は、TVでもやっていた、
小海老。
これは、辛めのと、甘めの、二種類あったが、
甘めのものにしてみる。

他に、魚でも、と、思ったが、目に付くものがなく、
一渡りまわってみて、五十番(目黒)が出ていたので、
肉まんを二個買って、買える。

味の濃い、江戸前の佃煮には、
やっぱり菊正宗の冷酒(ひやざけ)。
これに尽きるであろう。


これ以上の組み合わせはなかろう。

いくらでも、呑めてしまう。

にぎり鮨も、天ぷらも、うなぎの蒲焼も
東京の味だが、この濃い味の佃煮も、負けず劣らず、
いや、これこそが、私の子供の頃からの、
故郷、東京の味、で、ある。





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