断腸亭料理日記2010

讃岐うどん

10月12日(火)

香川県出張。

香川県のどこへ、というのは、書けないのだが、
高松ではない、ちょっと離れた町。

9時半、羽田発の飛行機に乗って、
11時前、高松空港着。
ここで、同行する連れと合流。

高松空港から、高松駅までは連絡バス。
高松空港は、高松の中心部からは、少し離れており、
これが45分ほど。

お昼前、高松駅着。
高松駅は、行かれたことのある方は、
ご存知であろうが、港のそばの終始発駅。
瀬戸大橋のできた今となっては、大きな
役目は終えたのかと思うが、岡山県の宇野と
高松を結ぶ宇高連絡船が発着し、文字通り、
四国の玄関口であったのだろう。

私は、ここへ来るのは二度目。
一度目も既に瀬戸大橋はできていたので、
連絡船時代の高松駅は知らない。

バスターミナルから、駅のビルへ。

いろいろと、歩きまわって、
捜す時間もないのでこの駅ビルで、昼飯に。

せっかく、香川にきたのだから、うどん、だろう、と、
意見がまとまり、駅ビルに入っている、うどんやへ入る。

私は、松茸ご飯のついた、うどんのセットにしてみるが、
これはまあ、書くべきものものはなかった。
連れはカツ丼のセットで、これはうまかったといっていた。

高松駅からJRに乗って、とある駅まで行って、仕事をすます。

帰り。

こうした地方でも県庁所在地からさらに、離れると特急は、1時間に1本。
行きはよいのだが、時間の読めない帰りは困ってしまう。

飛行機の時間もあるので、空港までタクシーで、
いってしまおうと相談がまとまる。

タクシーに乗って、1時間はかからない。

そうなのである。
地方はもはや、幹線とはいえ、鉄道は仕事で使えるダイヤで
走ってはいない、のである。

地元の人々も、車での移動が普通であろう。

タクシーでの道中。
窓から見ていると、さすがに、香川県、
至る所で、うどんやの看板を見かける。

街道沿いの看板を出している食べ物やの、7割、いや8割は、
うどんやではないか、と、思うくらい、で、ある。

徳島空港へ着いてみると、多少、まだ時間がある。

連れが、また、うどん、食べない?
と、誘ってきた。

望むところ。
食べましょう!。

と、いうことで、今度は、空港に入っているうどんやへ
入ってみる。(空港には2軒並んでいた。)

うどんは、冷たいぶっかけ。
それから、店内にあった、おでん。

おでん鍋が置いてあり、セルフサービスで取るようになっている。

香川のおでんというのも、名物らしい。

これは食べてみなければ。
一本どれでも100円。

鍋の表面には牛スジから出たものであろう、脂が層になって浮いている。
ちょっと静岡おでんを思い出す。
あちらは味噌だが、こちらはどんなものか。

牛スジと、さつまあげを取ってみる。
(さつま揚げは、なにか違う呼び方だったが、忘れてしまった。)


席に戻ると、うどんもきた。

これは、これは。

昼のものとは大違い。
讃岐うどんらしい腰のありそうな麺。

食べてみる。

ふむ、ふむ。

見た目通り、立派な讃岐うどんである。
うまいぞ。

おでんのつゆは、薄味だが、しょうゆのよう。

一杯呑みたいところだが、今日はやめておこう。

うまかった。
その上、安い。

空港内だが、うまい讃岐うどんに、おでんんまで付いて。
めっけもの、で、あった。








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