断腸亭料理日記2022

断腸亭料理日記2022まとめ1

4237号

さて。
激動の令和4年2022年も押し詰まってきた。

まったく、激動であった。
国や世界がどこへ向かっていくのか。
全体的なことは、明日分にまわすとして、
今日は今年のこの日記を振り返ってみたい。

今まで、書いたことはなかったが、今年一年のこの日記
個別ページのページビューのベスト10を見てみよう。

1. 1月15日(土)夜 神田須田町・鳥すきやき・ぼたん その2

903pv

2. 11月16日(水) 18日(火) 勝浦のさばの開き/小島町中華幸楽

873pv

3. 4月24日(日)夜 浅草・イタリア料理・ブラカリ

819pv

4. 2月1日(火)夜 ハンバーグ

816pv

5. 11月15日(火)第一食 二長町・ラーメン・天神下大喜・
納豆ラーメンと納豆のこと

739pv

6. 9月7日(水)夜 浅草・弁天山美家古寿司その2

713pv

7. 12月31日(金)〜1月1日(土)断腸亭の年越し2022 その2

708pv

8. 2月14日(月)昼 おでん調査速報/洋食笄軒広尾本店/路麺神田和泉町二葉

650pv

9. 3月27日(日)第一食 根岸・洋食・香味屋

618pv

10. 1月2日(日) 鴨とねぎの鍋 その2

615pv

ページビューというのは、人数ではなくクリック数。
ただ、人数の順位も大きな違いはないよう。

これを見て、なにか言えるのか、というと、正直
よくわからない。

こうして、上位に上がってくるページは、かなり
イレギュラー。
毎日、もちろん通常はこんな数ではない。

基本、各ページは更新した日、翌日のアクセス数が多い。
これはいつも読んでいただいている方のアクセスと
思われる。

これ以外になにかおそらく外部、TVだったりで
その店などが取り上げられて、検索され、アクセス
される、ということもある。

例えば、上のページでは2.の「勝浦のさばの開き/小島町
中華幸楽」。
これは「さばの開き」ではなく[幸楽]なのであろう。
町中華としては有名店でTVにもよく取り上げられる。
こうしたタイミングでアクセスされることがあるようで
都度、数は増えているよう。だが、上のもの全体としては
そうしたページはそう多くはない。

断腸亭料理日記トップページに毎日でなくとも
数日おきにアクセスして、興味があるタイトルページを
皆様見るということなのであろう。
その積み重ねでこういうことになっている?。
わからぬが、そんな感じなのであろうか。

そうそう、余談。
上にあがった「おでん調査」。
結局、詳細を報告していない。
これ、調べた新聞記事を出力して持ち帰ったのだが、
字が小さく老眼で拡大鏡を使えばかろうじて読めなくは
ないのだが、数が多くとても全部を読む気にはならなかった。
まあ、ざっくり、つゆに煮たおでんの登場は、江戸終わり、
明治初め、ではなく、明治終わりまで待たねばならなかった
というのがどうも史実らしい。これがわかったので、
それ以上はよいか、ということで一先ず終わりにしようか、
で今は落ち着いている。

前にも丼物を調べたが、明治の頃の新聞記事はおもしろい。

記事になるくらいなので、多くは犯罪のニュース。
食い物なので多くは食い逃げ、無銭飲食、出前の横取り、
そんなところなのだが、そのセコさがおもしろい。
また、当時の生の人々もよくわかる。
明治初期、歌舞伎座以前の歌舞伎のメインの劇場「新富座」
でのこと。ここの芝居茶屋で呑むは喰うは、やりたい放題
やって、勘定になったら、無一文で開き直り。
まるで落語「居残り左平治」のよう。実際にいたのである。
こんな奴。

明治のおでん関連記事で記憶に残っているのは、こんなもの。
温めて味噌を塗って食べるおでん用の豆腐などを温める
専用装置の広告があった。
長火鉢に据えてお燗を付ける銅壷(どうこ)というものが
あるが、あれを大きくしたようなもの。まあ、こんなものが
明治に売られていたので、まだまだ、つゆで煮込んだ
今のおでんはなかったということの傍証にもなりそう。

ともあれ、断腸亭料理日記。

私自身、毎日ぽつぽつと食を書くというスタンスは
変わらず、続けている。
まあ、それ以上でもそれ以下でもない。

コロナの時代というのが、この三年。
行動的に、新しいことを始めようということは
控えねばならなかった。

なにか思い付けば、また新しいことを始める
とは思うのだが、日々、大幅には変わらなかろう。
皆様には、気長にお付き合いいただければ、
幸いである。

 

 

 

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