断腸亭料理日記2022

子持ち鮎塩焼きとぶり照焼

4131号

7月15日(金)

今日は昨日の続き。

御徒町の中華[珍萬]で焼きそばを食べ、
路地を曲がって隣。吉池をのぞいてみる。

手間のかかるものや、生ものは依然
食指が動かないのだが、なにか簡単にできるもの。

私があまり買っていないだけで、このところ吉池は
充実している、のではなかろうか。
開いた小肌もある。

見つけたのは、ぶりの切り身。
二切れ、宮城産、360円。
宮城なので、むろん、天然。

これは安かろう。
簡単に照焼でよかろう。

それから、対面のコーナー。

鮎がなん種類かある。

お!、郡上鮎、天然まで。

そして、大きな子持ち。
養殖。

子持ちというのは、まず吉池では見ない。

料理やなどに売られ、こうした専門店でも
小売りにはまわってこないのかもしれない。

子持ち鮎は甘露煮などでは、どこかで食べた
記憶があるが、生から焼いて食べたことがない。

是非食べたかったのである。

和歌山産。一匹650円也。
ノーマルな養殖ものは200円ほどなので、
かなり値が張るが、これは食べてみなければ。

吉池には、小袋のたで酢も置いている。
これも。

好物でお腹にもよいめかぶも買って、
帰宅。

ぶり。

ちょっと身は薄いが、これは安かろう。

毎度書いているが、今、特に東北や北海道で
ぶりがよく獲れており、安い。

ぶりといえば、西日本の養殖ものが年がら年中
あり、今も流通しているが、一切れ200円以上は
するのではなかろうか。
天然の方が安いという逆転現象が起きている。

鮎。

出すとこんな感じ。

ちょっと縮尺がわかりずらいかもしれぬ。
丸々と太り、30p近くはある。
ノーマルなものよりは5cmは大きかろう。
子持ちとは、こんなものか。

色もかなり緑から黄色味が強いように思われる。

これが特別なのか、子持ちだとこうなのか、
わからないが。

ぶりの照焼はフライパンで簡単。

ぶりは洗って、軽く油を敷いたフライパンへ。

中火で焼く。

両面。

焼けたら、しょうゆ、酒、砂糖。
煮立てて、煮詰める。
味見。

いいかな。
煮詰まってきたら、仕上げにみりん。

軽く煮たてて出来上がり。

鮎は全部のひれに飾り塩。
ガスのグリルで焼く。

一匹モード。
これも自動で焼けてしまう。
便利になったものである。

ぶり照り。

身は薄めだが、十分、ぶり照り。
うまいもんである。

そして、子持ち鮎塩焼き。

たで酢も。

肝心の子は?。

こんな感じ。
玉子がたっぷり。

鮎の玉子は塩焼きだと、やっぱり、ししゃも、に、
近いのではなかろうか。
鮎と、ししゃもは同じキュウリウオ科。
ししゃもは子持ちを食べる魚であるくらい
玉子はうまい。

が、玉子もうまいのであるが、身。
もう少し、身を開けた画像を撮っておけばよかった
のだが、これ、玉子もうまいのだが、身はかなりの脂。
黄色い脂が身にたっぷり。

子持ちだと、玉子に栄養を取られて、
身はパサパサという魚も多いように思うが、
これは、驚いた。
養殖だから、ということ?。
わからぬが、これは鮎として相当うまい。

今日は、かなりのめっけもの、で、あった。

 

 

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