断腸亭料理日記2023

二長町ラーメン天神下大喜/
いか塩辛のスパゲティー

今日は二本。

4409号

9月5日(火)第一食

二長町・ラーメン[天神下大喜]

ラーメン、なのだが、ちょっと久しぶりに
大喜]に行ってみようか。

14時頃到着。

今日の東京の最高気温は12時37分で34.8℃。
炎天下。
また、酷暑が戻ってきたよう。

この店、蔵前橋通り沿い南向きなので店前に
長くは居られない。

メニューが貼りだされているが、すぐに入る。
前回は、温かいうめしお細麺で、うまかった。
やはり、この店では定番。
看板といってよいのだろう。

さて、今日は、なににしようか。
暑いので、つけ麺?。

ここは、つけ麺が看板なわけではないのであろう。
温かいラーメンはうまいのだが、前につけ麺で
もう一つ、と、感じたことがあった。

だが、試してみるか。
しょうゆと、塩があるが、前回うまかった、塩。

太麺か細麺を選べるが、太麺にしてみる。

きた。

やはり、ここ、つけ麺もユニーク、で、ある。

麺は太麺というが、太いが平打ちの縮れ。

つけスープ。

青みはねぎに、さらに菜っ葉。小松菜か。
チャーシューはスライスと角切りの二種。

食べる。

まず、このスープ、魚介を最初に感じる。
煮干、なのかもしれぬが、一般の煮干系のような
えぐみ、にがみのようなものもなくスッキリ。
つけ麺で魚介塩というと、物足りなさそうだが、
なんであろうか、厚みというのかコクというのか、
しっかりある。

多く入っているチャーシューが効いている、の
ではなかろうか。
また、肉系、豚系の出汁も入っているのか。

やはり、他にはない味の設計の達人のなせる業
といってよいのではなかろうか。

うまかった。
流石。


台東区台東2-4-4
TEL 03-3834-0348


9月5日(火)夜

いか塩辛のスパゲティー

スパゲティーが食べたくなった。
例えば、ごくありふれたミートソース。
いわゆるボローニャ風ミートソース。

思い付いたのは、昨夜。
で、今日、[大喜]に出た帰りに、材料の
挽肉、セロリ、にんじんを買って帰った。

が、ミートソースというのは、作ったことが
ある方はご存知であろうが、ちゃんと作ろうと
すると、かなり手間と時間がかかる。

で、今日は面倒くさくなってしまった。

代わりに思い付いたのは、塩辛のスパゲティー。
以前はよく作っていたが、かなりうまい。

塩辛は、なんでもよい。
鰹の塩辛、酒盗でよく作っていた。

冷蔵庫に酒盗もあるが、桃屋の瓶詰の塩辛が
まだある。
使ってしまいたい。

作るのは簡単。
ちょっとペペロンチーノのよう。

鍋に湯をわかし、塩を入れ、スパゲティーを
ゆで始める。

フライパンにオリーブオイル、
にんにく2片スライス。

炒める。

塩辛に熱を掛けると、形が小さくなり掛け続けると
液体になる。

ある程度炒めて、置いておく。

スパゲティーがゆだったらフライパンへ。

一応味見。
塩は塩辛のみでOK。
逆に、桃屋のいかの塩辛はかなり塩辛いので
入れ過ぎには注意しなければいけない。
従って、今日は使い切ってしまおうと思っていたが
残ってしまった。

軽く和えて、皿へ。

上から、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノを。

出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

イタリアンでは、でも、というべきか、
魚介系の出汁、うまみになる、アンチョビもある。
塩辛はパスタに最適なのである。
同系のものでは、ニョクマム、ナンプラーなど
魚醤も同じように使える。

今日、パルミジャーノは味が喧嘩をしないかと
ちょっと控え目にしたが、ちょうどよい感じに
仕上がったのではなかろうか。
魚介の発酵と乳製品の発酵とダブルの発酵の
うまみ。これは、成功。

 

 

 

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