断腸亭料理日記2017

人形町・洋食・小春軒

4月18日(火)夜

火曜日。

なにを食べよう。

肉、かなぁ。

、、、洋食だ。

五反田のオフィスからの帰り道。

浅草線人形町で途中下車、
[そよいち]でビフカツか。

いや、[小春軒]にしようか。
なにか、あそこはくつろげる。

7時すぎ、人形町到着。

昼間はかなり暑かったが、
爽やか。

夜の人形町の街もよい。
人も出ている。

ちょっとぶらつきたいくらい。

人形町通りを水天宮方向に歩き、
甘酒横丁の角を右。

軍鶏鍋の[玉ひで]をすぎて右側。

[小春軒]到着。
白い暖簾を分けて入る。

開けると、ラードの香ばしい香り。

いしゃっしゃいませぇ〜。

先客は、そこそこ年かさの女性一人。

食事も終わったようで帰るところ。

奥のテーブルに掛ける。

お母さんが、メニューを持ってくる。

昨日は混んでいたんですがね〜。

・・・いや、私がくるときはいつもこんな感じ。
いいですよ。
私は、こんな感じがくつろげるので。

瓶ビールをもらう。

ここへきたら、毎度お馴染み、
「カジバタ、一個付き」。

カジバタはカジキバタ焼き。

バタ焼きというのは、むろんバター焼きのことだが
バタ焼きという名前のメニューを出しているのは、
都内でもごくわずかだと思われる。

一個付きは、ポテトコロッケ。
ここのポテトコロッケのクリーミーさは
他に類を見ない。

一個から別につけてもらえる。

一杯呑んで、待つ。

ほどなく登場。

カジキバタ焼きとポテトコロッケ。

おまけの揚げ物が二つ。

キャベツ千切りとポテサラ。

コロッケとキャベツにソースをかけて
食べる。

しょうゆの香ばしい香りのカジバタ。
これがうまい。

ポテトコロッケもむろんラードで揚げている
のであろう。
クリーミーさに加えて、これもうまさの
ポイントであろう。

呑みながら、食べる。

お母さんが、ご飯、仰ってくださいね、と。
(既に、この時お客は数人入ってきている。)

はい。

あ、忘れていた。
ここはご飯はついていた。
呑んでいるので、時間差をつけてくれていたのである。
食べねば。

ビールを呑み終わって、、、味噌汁はここは
別であった。
しじみ汁。
頼もう。

ご飯としじみ汁、を頼む。

きた。

薄いペパーミントグリーに店名入りの皿。
なかなかよい。

平らげて、ご馳走様です。

お勘定。

2,000円也。

いつも、おいしゅうございます。

ありがとうございますぅ〜。

硝子格子をガラッと開けて、出る。

爽やかな、よい人形町の宵、で、ある。




中央区日本橋人形町1-7-9
03-3661-8830




 

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